【感想・ネタバレ】侯爵の愛人のレビュー

黒沢明世 / アン・ヘリス

ひとりで生きる…その決意はあなたに甘く崩されて

賭博で財産を失った父が亡くなった。婚期を逃し、もう27歳。自分の面倒は自分でみよう。決意するエマの前にハンサムな侯爵アレックスが現れ、賭けでこの屋敷を手に入れたと告げる。明日にでも出ていかなくては。エマは友人のコンパニオンとなるべくロンドンへ旅立つ。再会した彼のまなざしはエマの強がりを見抜くようで…。だめよ、唇を奪われても、心まで奪われては。彼が求めているのは愛ではない。社交界において評判を落とした女が生きていくすべはないのだから。

[匿名 · ★★★☆☆]

長い原作をまとめています。

原作は、登場人物も多くて、二転三転ありの長いけれど楽しめるお話。これをどのようにまとめているのかなと思い、購入。やはり、悪役他、しぼりまとめて作品に仕上げています。基本のヒロイン、ヒーローはさすがにそのまま。個人的にヒロインが、お嬢様から使用人、愛人まで落ちていくのだけれど、とてもポジで冷静、ぶれない強さみたいなものを感じます。そんなところにヒーローも惹かれるのでしょうが。好みがわかれるところですが、絵が少女漫画かなと。

＃笑える ＃ハッピー ＃切ない