あらすじ
群馬県高崎市から茨城県鉾田市まで北関東を横断する一本の道、誰が呼んだか「エスニック国道」は知る人ぞ知る異国飯の本場だ。外国人労働者が集まるレストランやモスク、ときには彼らの自宅で著者がふるまわれるのは、湯気立ち上る皿、皿、皿。舌鼓を打ちつつ目撃したのは日本の屋台骨を支える「見えない人々」の姿だった。この国道はひと味違うぜ!
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Posted by ブクログ
この本はロードムービーの体裁をとりながら地域の外国人の中に入ってメシを共にし、暮らしを考察しています。
日本の中古車を途上国に売るビジネスを始めたのはパキスタン人で近隣のイスラム教国民に広がっていったが、昨今日本人も中古車を買うようになって値が上がり儲からなくなっているそうです。
北関東在住時たくさんの外国人を見ましたがどの国の方かどんな暮らしをしているのか全く分かりませんでした。
この本で袖を擦れ合った外国人たちがどんな人たちのか朧げながら分かってきました。
景気や政治に振り回される立場の弱い非正規雇用の外国人たちがトランプ関税によってこれからどう影響を受けるのか心配でなりません。