あらすじ
一級建築士で探偵の蜘蛛手啓司は、相棒の宮村達也からある事件の記録を渡される。名門大学演劇部の劇団員たちが、夏合宿中、一夜にして首なし白骨死体と化した衝撃的な事件。その詳細な記録が、連続窃盗犯の所持品から見つかったのだ。犯人と目された人物の死体も発見され、事件は一応の決着を見ていたのだが――。本格界の鬼才が剛腕から放つ前代未聞のトリック!
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
長編本格ミステリ。
鶴扇閣事件とタクシー拉致事件が交互に語られていく。
館。
扇状の屋根の建物。この構造があまり使われなかったのは残念だったが。読んでいる途中は、扇ののうに閉じたりするのかと思った。
タクシー。
占い師。
「お前は7日以内に消える」
消えると宣言されてから7日目
家に侵入の形跡。鍵をかけたのに。
タクシー、おろしてくれない。
カッターを、持っている。タクシー運転手の写真と違う人物。
電波遮断で通報できない。
ドアも窓も開かない。
館。
地すべり。
携帯電話繋がらない。
壁にキスするように倒れかかった被害者。
密室。引き戸と壁は、棒によって釘でそれぞれ固定されていた。
タクシー。
2ヶ月前、自分が出したゴミが散乱していることがあった。
私、記憶喪失。9年前以前の記憶ない。前の夫から離婚切り出して逃げるとき事故に。
館。
オクトパスマン、少年刑務所から脱出した少年。
裕子、死亡。義足バラバラ似壊されて。
栄子、刺殺体。
結果的に5遺体。4体は首がなく焼けていた。
館 洋介の密室。密室に使った角材は凶器。
角材はドアと壁に釘で左右に貫かれたいたが、壁の釘は深く打ち、ドアは浅くりドアの釘は溝が20センチ左右にあり、そこに。引き戸がしまった部分は縦に1センチ溝。そこに下に落ちるから、閉まる。
タクシー
館に到着
私。かくせんかく、知っている。
運転手、ケロイド。
私、館で起こった事件を知っている。
私、麻美。
各タイトル、日付だけ。同じ日を、交互にと思っていたが、かくせんかく事件は9年前。運転手は、麻美に思い抱かせるため、同じ日に。
館。
洋介殺害。密室に、したのは。その引き戸から出ていった分かると困るから。客室の中に犯人がいた。
栄子は風呂で殺された。同性ならば、騒がれない。殺した後、悲鳴も同性ならば、嵐が降っていたしごまかせる。
浴室からの脱出時、スポーツ義足にかえて逃げた。マキシスカートをはいていたのはそれを隠すため。
千堂温子の死体を身代わり。裕子本人だと思わせるため。血糊で肌の色などを誤魔化した。温子の死体は凝固していたこで、洋介や栄子の死体を切り刻んだのは新鮮な、血が必要だったから。
運転手、孝宏。炎に包まれ、崖から海に。
私、麻美裕子。
運転手、麻美孝宏。
麻美、名字だったという叙述要素。
館、音声の記録では6人いるように見えたが5人。
麻美と裕子別にみえた。
裕子、若年性アルツハイマー。
時間と共に自分の記憶が失われていくのなら、自分を知る周囲の記憶をもっている人間を消してしまえばいい。
裕子、12歳のとき両親も殺害
元は御厨友子。改名。
両足が義足になれば、身長を変えることも可能。
密室トリックがわかりにくいが、わかれば、なるほどと思わせるいいトリック。
叙述トリックもあり、義足トリックネタもあり、本格ミステリ的にはもっと評価されてもいいのでは、と思った。
Posted by ブクログ
前作(卵の中の刺殺体)が微妙な出来だったので心配だったが、今作は面白かった。
毎回建築探偵らしく建物を使った大胆なトリックがほどこされているので、注意して読んでいたが今回はほぼかんけいなかった(笑)。その点も今までの読者の心理を逆手にとっていて良いと思う。
ただタクシー編はもうちょっとあっさり書かれていてもよかったのかな。