あらすじ
100万人が死体になった虐殺、国民の8割が死んだ戦争、ひとり残らず絶滅させられた人種、700万人を餓死させた大号令、2億%のインフレにあえぐ国、近代兵器を一般市民に使った世界戦争…教科書にはとても詳しく書けない悲惨な事実がこんなにある!
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Posted by ブクログ
基本的にメインは虐殺の歴史って感じで、差別、飢餓、経済の黒歴史や支配の歴史をまとめています。しかし、一番印象的で衝撃的だったのは飢餓に関する項目です。例えば虐殺の歴史では、ルワンダ内戦によるツチ族100万人、ヒトラーによるユダヤ660万人、十字軍の暴挙、トルコによるアルメニア人全人口250万人のうち150万、ナポレオンのスペインで1万人、第一次大戦2000万、ベトナム戦争700万人弱、日本ではあまり知られていない国民の8割が死んだパラグアイ戦争、アメリカ独立における南北戦争死者62万人などがありますが、それと比較してエチオピア200万、ソ連によるウルグアイ飢餓で700万、毛沢東による中国でも飢餓1700~4000万人は余りにも多く、これがしかも人災である点が虐殺と変わらなかったからです。また、どれも数字と写真を載せてくれているので実感がしやすいかと。他近代や現代の話も沢山あるので是非読んで見て下さい。
Posted by ブクログ
人間は如何に残酷な生き物か、どこまで残酷になれるのかを考えさせられる本。虐殺、粛清、戦争、差別等、悲惨な事件や出来事は何度繰り返されるのか。一つ一つはさらっと概要だけで流されてますが、一冊の本になるほど数があるのが悲しいところ。