あらすじ
もはやドラッグの珍しい時代ではない。 ハッパを吸っているやつなんてそこら中にいるし、渋谷に行けば覚せい剤だって手に入る。ネットでは、オランダの良質のマリファナの種が売られているし、それを買って部屋の中で栽培するやつもいる。やり方によってはネットで非合法ドラッグを買うこともできるし、大きな街には必ず合法ドラッグ店があり、店は若者でにぎわっている……。 ジャンキー、マリファナ栽培者から、イラン人売人、地下パーティー、ドラッグ裁判、レイブまで、ドラッグに関する事柄をすべて集めた、これ1冊で「ドラッグの世界」が分かる本。
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Posted by ブクログ
文章として読ませるために強烈に印象に残ったエピソードや癖強な人物を出しているせいもあるだろうが、ジャンキーはロクな奴がいないなぁと思いながら読んだ
“まとも側の社会領域”でこんなウザい奴いたら真っ先にハブられるだろという感じ
だから薬物やアルコールに傾倒しがちなのもあるのか?
そんな中、トンでてもどこか冷静な部分を残せる草下さんには驚嘆
積み重ねた経験値の高さもあるだろうが、薬物に対してどこか一線を引いた冷たさみたいなものがスッと薬物と手を切れた要因なのかなとも思った
一番印象に残ったのは、「凡人が薬物やって無かったはずの才能が開花して素晴らしい小説を生み出せるなんてのは童話みたいな話、元々才能に恵まれた人がやってちょっとブーストかかるくらいのもの」という部分
確かに薬物ライターで有名な石丸元章氏も同様な内容に言及していた
文筆家として商売にできる才覚がある人が言うと説得力が違うね
でも、ひとときでも「自分には才能があったんだ」という幻想に浸れるとしたら、そこに救われる人もいるんだろうな
Posted by ブクログ
体に悪そうなので絶対手は出したくない(そこ?)けどどんなもんか興味はある人にうってつけ。文章が上手いのでサクサク読めるし、いろいろためになる(のか?)お話満載でした。
Posted by ブクログ
少し昔のドラックについての体験談。
十分ドラックに対する恐怖を感じ、その実害を分かっていながらやってしまう。その依存性をふつふつと感じることができる。
Posted by ブクログ
これからの人生でお世話になる予定がないので、色々知れて楽しかった。
ただただ、一度でも手を出す→中毒→廃人っていうイメージしかなかったが違うらしい。
恐ろしさも書かれてるが、魅力についても、なるほどな、と思った。