あらすじ
■男女のイライラポイントはこんなに違う!
パートナーに、こんなことを思っていませんか?
「もっと感謝してほしい」
「偉そうなこというくせに、家のことをまったくしてくれない!」
「こんなに高いものを衝動買いするなんて信じられない!」
「毎晩、いったいどこで遊んでるの!」
人生の限られた時間を
「イライラ」や「怒り」に費やすのは無駄です。
■イライラは時に暴力に発展し、
女性の4人に1人、男性の7人に1人が
配偶者から暴力を受けているとの調査結果があります。
(2016年内閣府)
人は起きている時間の80パーセントは何らかの形で人と関わっています。
なかでも恋人、夫婦など特別なパートナーは、お互いに最も身近な存在であり、
自分が幸せになるために鍵を握る相手です。
しかし、怒りは身近な人ほど強くなる傾向があります。
身近であればあるほど、接触回数が多い人であればあるほど、怒りは出やすいのです。
お互いがハッピーでいるためには感情をコントロールする必要があります。
さあ、あなたも
「男と女の怒らない技術」を学んでみましょう。
■本書の内容
はじめに 怒らない技術が手遅れの男女が急増中
第1章 なぜ「男と女の怒らない技術」が必要なのか
第2章 男と女の感情マネジメント
第3章 「伝える」と「伝わる」は違う
第4章 自分軸コミュニケーション、相手軸コミュニケーション
第5章 こだわること、こだわらないこと
第6章 コントロールできるイライラだけに目を向けよう
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
自分に足りないものがたくさん書いてあった、いい本だった!
【印象に残ったフレーズ(解釈含む)】
・女性にとって問題は共感するものであって、解決するものではない
・話に"まとめ"は不要
・出来事に感情はない。それに反応するから感情が発生する。あなたの許可なくして、あなたを怒らせることはできない(怒ろうと思わなければ怒りは起きない)
・一生わかり合えないのだから、会話をやめたらおしまい(ポジティブな意味で)
・一つひとつの出来事を「さらっ」と流さないように
・雑談とは、あなたの体験、身近に起こった出来事、そのときどう思ったかの共有
・相手が心地よく話せる笑顔、受け止め力、最後まで意見しないことができないと、魅力的な人とは思われない
・好かれるためには、相手の長所を見つけて好きになること
・好かれるためには、相談することで"かわいげ"を見せること
・人は変えられないから、まわりの環境を変える。人材マネジメントではなく環境マネジメント。
・必要な行動を引き出せないのは、そのための道具=言葉、伝え方、態度が悪いから
・人は自分の思いをわかってもらうのに一生懸命、相手をわかろうとしない悪い習性がある
・目に見えない相手の心が何を思い、考え、何をしたいのか、先回りして寄り添う(相手軸)
・自分の考え、行動に対して、相手は何を思うのか、先回りして組み入れる
・互いに大切なことが重なる部分はこだわって会話し、重ならない部分はこだわらないことだと選択してスルー
・人生の有限な時間を「怒り」「イライラ」に費やすのは無駄
・各々のこだわり、価値観にどれくらい重なりがあるのか確認する。それを擦り合わせるかどうかも確認する。イライラをなくすには、擦り合わせないにしても知っておくことが大事。
・相手の行為には必ず理由がある(納得できるかは別として)
・モノやコトだけでなく、感情・気持ち・「〜してくれたら嬉しい」を汲み取るなどで、ケアすることが大事
・「有り難う」の反対語は、「当たり前」
・コミュニケーションの目的は、変化すること、必要な行動ができるようになること
・組織は「考え」の集まり。共通の考え方を持つ人が協力するから士気が高まり成果が出る。共通でない考えが理解し合えれば生産性が上がる。
Posted by ブクログ
地図の読めない女、話を聞かない男的な本 - ?嶋津良智「男と女の怒らない技術」 ★★★☆☆
目から鱗てきな論点はなかったのですが、まぁそうだよね。ってところが改めて分かった感じでしょうか。
知っていることを体系的にまとめることも大事なので、それはそれで価値があります。
#引用
・人間の幸福は他者との関係性でしかあり得ない
・幸せは自分から始まり、他者への貢献で終わる
・自身が自分で感情を選んでいる。相手によって感情を選んでいる。
・運のいい人、あるいは自ら運命を切り開いている人は、プラスの言葉を発している
・イライラは周囲に伝染する
・イライラがイライラを呼ぶ、イライラが別のイライラを大きくするという「イライラの相乗効果」によって、ストレスまみれになる。
・気にしないという選択肢をもつと、イライラから解き放たれます。
・人生の限られた時間を「怒り」に費やすのは無駄。
・人間の感情は共鳴しあうもの。笑顔は、人生にプラスに作用します。
・お互いが求めていることをはっきりと伝えあい、できること、できないことを明確にして、2人の価値観を作っていく。
・パートナーとの関係で必要なのは、「大きな耳(じっくり聞く)、小さな口(自分の意見を控える)、優しい目(長所を探す)」」
・自分の考えを主張するのはいいことですが、相手の意見を否定する権利はないし、否定してはいけない。
・パートナーに必要なのはお互いへの尊重と感謝です。「ありがとう」の反対語は「当たり前」です。