あらすじ
深夜の遠出を思い立ったカメラマンは、上野発急行「妙高」に乗り込んだ。気ままな旅行になるはずだったが、乗り合わせた奇妙な団体が気になって仕方ない。年齢、服装ともにバラバラで重苦しい雰囲気がただよっている。好奇心も手伝い、カメラマンはそっと彼らに向けてシャッターを切った。しかし、その行為をはげしく見とがめる視線が……。まもなくして、列車から女性の絞殺死体がみつかる。不気味な一行は事件と関係があるのか? 十津川警部の推理が光る表題作ほか、名場面三篇。
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Posted by ブクログ
列車にまつわる4つの短編集。
標題(収蔵単行本名)
死への旅「奥羽本線」(空白の時刻表 西村京太郎自選集3)
18時24分東京発の女(特急「ゆうづる3号」の証言)
お座敷列車殺人事件(十津川警部捜査行 伊豆箱根事件簿)
極楽行最終列車
「極楽行最終列車」は新興宗教の話。善光寺参りが話題。
十津川警部,亀井刑事などが活躍する。
「お座敷列車殺人事件」は,十津川警部の配偶者の直子が犯人にされてしまう。十津川警部の怒りが爆発する。
Posted by ブクログ
1999.3.15 10刷 448
上野発の急行「妙高」に乗りこんだ奇妙な男女。彼らに向けてシャッターをきったカメラマンは善光寺の戒壇めぐりの回廊で襲われ、フィルムを抜きとられた。一方、終点に着いた列車からは女性の絞殺体が発見された。一連の事件の背景には新興宗教団体の不気味な影が……。表題作ほか十津川警部名場面三篇。解説・中島河太郎
死への旅「奥羽本線」・18時24分東京発の女・お座敷列車殺人事件・極楽行最終列車