【感想・ネタバレ】バスへ誘う男のレビュー

あらすじ

バス旅の謎を
解くのは元刑事の妻!?
大人の〈バス旅ミステリー〉第二弾

父はなぜバスで徘徊するのか?
富士塚を建てたのは誰!?

路線バスは町と町、
人と人をつないでいく

路線バス旅のコーディネイターを始めた「私」は、
客の依頼を受けて共に「小さな旅」をする中で、
いつも町の「小さな謎」に出合ってしまう――。
故人が望んだ墓石の向きはどちらなのか、
ベランダにさらされ続ける布団の意味、
恋人との別れを決意した女子高生は
なぜ再び彼に会ってしまうのか、
富士塚を建てたのは誰……。
驚愕し、心温まるバス旅ミステリー。

目次
第一章 バスへ誘う男
第二章 墓石と本尊
第三章 さらされ布団
第四章 二者択一
第五章 榎の恩徳
第六章 焼べられぬ薪
第七章 築山と信仰
第八章 目的地
終 章
解説 西上心太

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Posted by ブクログ

シリーズ2作目とのことだが、初めて読んだ。東京に住んでた頃なら面白かったかな。いまや、どうでもいい感じ・・・。東京のバスオタクには面白そう

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2024年01月06日

Posted by ブクログ

西村健『バスへ誘う男』実業之日本社文庫。

連作形式のバス旅ミステリーの第2弾。

読み始めて、どうもシックリ来ないなと思い、最初の話を何度か読み直せば、主人公が交代したことが原因のようだ。

前作で主人公を務めた元刑事とその妻が探偵役として脇役に回り、本作での主人公は無償で路線バス旅のコーディネイターを始めた主人公の『私』に代わってしまったのである。

主人公の『私』が、客の依頼を受けて小さな旅をコーディネートする中で出会った日常の小さなミステリーをバスの中で知り合った元刑事の炭野に解き明かしてもらうのだ。そこが、どうにもまどろっこしい。

前作のように炭野が路線バスの中で見付けた日常のミステリーを妻に相談して解決するという設定の方がスッキリする。

また、前作で名無しの探偵役を務めた元刑事とその妻に本作で突如として名前が与えられた点も魅力を半減させたようだ。

路線バスや都内の名勝などに関する蘊蓄も盛り込まれ、面白いことは面白いのだが。

本体価格800円
★★★

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2023年02月07日

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