あらすじ
ある日、発見された正体不明の物体。ナメクジのような形のこの物体は、一体なんのために作られたのか。――こんなショートショート、あなたは読んだことがありますか?ショートショート1001編を達成した著者が、20年以上にわたって書きためた、誰にも見せたことのない創作メモ155編を公開。スペース・オペラから時代物まで、その発想の秘密を明らかにするエッセイ集。
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Posted by ブクログ
天才のメモ
星新一さんの創作メモを基に、星さんの頭の中を覗いているような気持ちになれるエッセイ。あんなに面白いSFのSSを生み出した人の頭の中が気になって、借りた。
メモは基本的にボツになったアイデアやSS。それでも解説込みで面白い!
「正義と公平のため」のコンピューターの発展は、犯罪を大幅に削減した結果、スリルとサスペンスの消失につながる?そうなったら、どんな小説を書けばいいのか?という想像。面白い。やっぱり、この世にスリルとサスペンスが必要なのか?スリルとサスペンスが消失したら、それこそ想像して書くしかない。
小説に書いたことが現実に起こるのは、SF作家としては困る、とのこと。
一読者からすると、「こんな前に書かれたSF小説に出てきたことが、いま、実現しているよ!」と、うれしくなるところなんだけどな~!
誰かが、人間に想像できることは実現するとか言ってたような、言ってなかったような?とすると、やはりタイムマシンはすでに未来で完成している?
熱いお湯に浸して絞った蒸しタオルを顎に乗せ、ひげを柔らかくしてから剃るという、ひげそりの方法について正しくないかもしれないと不安になる星さん。熱いタオルを絞るのは大変だとタオルしぼり機の商品化を希望する星さん。微笑ましくて一番好き。