【感想・ネタバレ】現代カタストロフ論 経済と生命の周期を解き明かすのレビュー

あらすじ

コロナ禍の中で見えてきたのは,「周期的な破綻(カタストロフ)」という問題である.経済学と生命科学が専門である著者たちは,現在が50年周期の大転換点にある,とする.現代化したカタストロフ論の視点から,日本と世界が陥っている現状を経済と生命の両面から解き明かし,迫りくるカタストロフへの具体的対処法を示す.

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Posted by ブクログ

ネタバレ

社会もウイルスも周期的に変化していくことがよく分かった。とくに新型コロナウイルスは、性質を変え名称を変え何度も襲ってくるので実感がある。
日本のカオス的なカタストロフを防ぐため、地域分散・小規模分散ネットワーク型経済構造を作る必要があるとのことである。この役割はいまだこの国をリードしている、昭和型の、中央集権的志向を持った既得権益層には担えないだろう。
時代を切り拓くロールモデルとして、秋田県大潟村の再生可能エネルギーの地産地消に関する取り組みが紹介されていた。新たな日本の形を示すひとつの具体例であると感じた。

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2023年06月19日

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