あらすじ
魔道具調整師のルシアナには、いずれ結婚すると信じている恋人がいた。しかし、ある日突然彼は別れの言葉を告げてくる。どうやら彼は、すでに別の結婚相手を決めたらしい……!? 最愛の人と結ばれないと知ったルシアナは、誰にも告げずに街から姿を消すことを決意する。「全てを捨てて、私は本当の幸せを探します!」そうして彼女は新しい人生の一歩を踏み出した。それから十年の時を経て、住み慣れた田舎町で再会したのは、何やら訳アリな様子の彼。さらに予想出来ない人物までもがやって来る。運命の歯車は再び動き出したようで――!? どん底人生からの爽快ハートフルストーリー、開幕! ※電子版は単行本をもとに編集しています。
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さすがアルファポリス…
もう少し軽い内容を想像していたら、思った以上に重い話でした…。いや、大人達が勝手にわちゃわちゃするなら良いけど、自分達の子供まで巻き込んだ話でした…。
子供の事もちゃんと考えた話にはなってましたが、私は受け止めきれなかったかなぁ…。
Posted by ブクログ
背景を知らない時は勿論のこと、分かってからもアザキオの取った行動はやはり悪手としか言いようがなく、ごめんなさいだけど理解できなかった。
他の(責任を持とうとしない)人たちも言っていたが、もっといいやりようはあっただろうに。
相談、話し合い、大事。
ルシアナも結局逃げてしまって話し合いを持てなかったことを悔いていたが、いや、全面的に彼が悪いと思うよ。
自己満足・自己犠牲に酔って、本当に守りたかったものを守れていないのだから。
アザキオにしろ、サーシャにしろ、大人の行動が普通ではなくて理解できなかった。
どっちも結局自分に酔ってる。
ルシアナはいいお母さんでしたが。
救いは、子供たちは両者ともいい子に育ってくれたことか。
(主人公のルシアナも、サーシャも婚前交渉で妊娠していたことには驚いた……子供の件は粗筋にも表紙にもないので、戸惑った人もいたのではないだろうか)
子供たちの方が余程人間できていた。
育てた人たちがちゃんと愛情込めて育てたからだろう。
サーシャの息子は、実母の愛情ではないが(頑張ったのはアザキオの叔父さんの方)
父親がやらかしたことを、許せないと言いながらも(当然の反応)何とか噛み砕き、飲み込んで、折り合いをつけて、自分なりに受け止めたハルサは本当に本当にいい子である。
一生許さないエンドもあり得たと思うんだよな。
10年はそれほどまでに重い。
ルシアナが天寿を全うするくらいでようやく再会して赦す……な展開に自分ならしそうだ。
自分よりもハルサの方が余程人間できてる……
自分も含めて大人、頑張れ。
アザキオの責任の取り方が訳わからない。
サーシャはあざとい。
悲劇のヒロインで、自分に酔ってるし、自分の事しか考えてない。
現実をきちんと理解してたのは、アーシアだけ。
彼女が可哀想。
知らない町で、一人で子供を産んで育て、仕事もするって、本当に大変な事だもの。
サーシャは、ただ守られてただけ、そしてレオンの事で涙にくれるだけ。
私の一番嫌いなタイプ。
沢山の人達が、振り回されて、人生が変わってしまった。
10年って、長いよね。