あらすじ
木村卓、30歳。彼女あり。大手飲料メーカーで営業を8年。そこそこの経験と、それなりの自信はあった。小さな外食チェーンを経営する父親に「今のままではお前の成長はない」「ウチに来い」と言われてから、僕の人生が動き出す。指南役は一流コンサルタントの中居さん。初めて出会った「プロ」の大人。会社は今、ちょっと危ない状態。守旧派役員、危機感のない現場、辞めようとしている優秀な店長……、僕と中居さんで、この人たちを燃えさせなくちゃいけない。でも、なぜ中居さんは、こんな小さな会社に転職したんだろう?
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Posted by ブクログ
再読です。
2007年2月に読んでおり、そのときに書いたmixiのレビューでは「いつか自分もこんな仕事がしたいと思えた一冊です」とのことですが、入社2年目だった自分も、主人公と同じ30歳を迎えようかという年になりました。
大手飲料メーカーでそれなりの実績を残し、まあまあ現状にも満足の主人公に訪れる転機…「僕は一人前になっただろうか」という帯の言葉が自分にも重なり(実績は?ですが)胸に刺さります。
父親が社長の新しい会社で、従業員の信頼を勝ち取りながら経営改革に取り組み主人公は、若さゆえにいろいろもがきつつもカッコいい!
そして、同い年になろうかという自分はまだ「こんな仕事」はしてないなーと気持ちも改め。。。
ちなみに、著者は人事系のコンサルの方で、その点で異色の小説でもあります。組織・人事コンサルに興味を持つキッカケになった一冊でもあります。