あらすじ
○グーグルはどんな「誘い文句」で学生をリクルートする? ○セカンドライフへ人びとが「移住」する本当の理由は? ○シリコンバレーの「教育ママ」はノーベル賞狙い? ○スタンフォード大学長室前で全裸の学生が座り込みって? ○なぜ大統領候補は「シリコンバレー詣で」を欠かさないの? ○話題沸騰!アマゾンのキンドルを知っていますか? ○若者に「カネとコネ」をプレゼントする「神様」って? ――新聞やテレビ、そしてネットでさえもわからない、この街の真の魅力。パソコンを生み、インターネット・ビジネスを育て、ITバブルの崩壊を乗り越えて、iPodを生みだし、グーグルで世の中を変える。なぜこの街はマンネリズムに陥らないのか。日本企業がいつまでたっても追いつけない「独創性」を育むこの街の土壌とはなにか。ビジネスだけでなく、ライフスタイルにも注目し、現地在住十余年のジャーナリストが描く「常に新しいものを生み出す街」の秘密。
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Posted by ブクログ
タイトルに騙されてはいけない〜毎日がイノベーション(10年前の夢想が今日の現実,シリコンバレーはグリーンバレーに変貌中,最先端ベンチャーほど低いアメリカ人比率)合理と正義と情熱の人びと(行動派のターゲットは腐敗,資源ゴミはまとめて大きなゴミ袋に,成功者は田舎でビジネス)描かれざる格差(金持ちのためのSNS,政治献金も並でない,住宅価格が乱高下,スタンフォード大学ではスウェットショップ利用に抗議)新しい市民社会をデザインする(非貨幣経済,タダの経済,100ドルパソコン)メディア・ジャーナリズムの未来(活字のアーカイブは閉じこめられるか開放されるか)日本人が知らないグーグルの素顔(アップル対グーグル,対マイクロソフト,誘い込まれる学生)正念場のアップル・マイクロソフト・ヤフー(MSによる買収は不調に)〜2006年11月以降,日経パソコン・オンラインで書いてきた週間コラム「シリコンバレー通信」に加筆したモノで,著者は上智でドイツ語を学びコンピュータには疎かったが,フルブライトでコンピュータ・サイエンスの客員研究員となり,認知学を学んで馴染んでいき,最新情報を発信している。さてタイトルの「なぜ」の答えは「もともと回収率の高かった中心地域の回収率を上げ,まとめて出し機械で選別する方法で,周辺地域への回収率も上げるため」であり,ゴミの分別をしないわけではない。資源ゴミは瓶も缶も牛乳パックも大きな袋に入れるわけ。生ゴミって考えてみると少ないし,後はプラスチックだからなあ。千葉市の全部まとめて回収という方法は全国から視察が来るほど注目を集めたのに,過剰反応の市民運動に押し切られて分別を始めちゃった。あれは残念だったなあ。この本の内容がすぐ古くなっちゃうのは致し方ないのだが,これまた残念・・・というわけで,この項目900冊目に相応しい本でした。
Posted by ブクログ
私も購読しているブログ「シリコンバレー通信」で有名な瀧口範子さんの書。
シリコンバレー在住を生かしたIT業界、業界著名人のご当地情報といった趣。具体的に何かを得るという内容では無いが、なぜシリコンバレーが世界中の頭脳を集めるのか、Google、Appleなどの企業、そして創業者たちがアメリカ西海岸の人々にとってどのような存在なのか、興味深い情報がコラムとして沢山ちりばめられています。
仕事で西海岸のベンチャー、IT大手企業と協業をしているので、彼らと付き合う上での知識としてとても参考になりました。
Posted by ブクログ
シリコンバレー在住のジャーナリストのエッセイ(日経パソコン・オンライン連載の週刊コラム)。本になる時点で速報性はないけれど、シリコンバレーの重要な出来事や「グーグルの女帝、マリッサメイヤーの正体」「ジョブズのプレゼンは、やっぱりうまい」「大企業病ヤフー」など主要企業の見聞きしたものを分かりやすく紹介してくれている。
また、シリコンバレーでは「試行錯誤を繰り返していけば、きっと世の中はいい方向へ進むはずでしょう」という楽観性が生活の場まで浸透し、資源ゴミを分別せず回収し、回収後に機械で選別しているそうだ。その方が回収率が上がるとのこと。規模もさることながら、社会実験の域だが、日本でも参考になるかもしれない。
あまりに楽観的過ぎる人間の合理性への信頼がベースになっている土壌は、驚くとともに、風通しのよさを感じる。
Posted by ブクログ
シリコンバレーのあり方が描かれている。
またそこで生まれるテクノロジーが社会のあり方を大きく変えていってる、変えるだろう話短いがたくさん乗っている。
世界を変えようとしている人たちの話を読んでワクワクしたし、自分もそうなりたい、努力しなくてはと思った。
一方で、2008にでた本なのでiphoneやandroidの話などに関しては古かった。まあそれだけ技術の進歩、社会のありかたなどがものすごいスピードで変化しているのだと思う。
以下、タイトルの答え
ちなみにシリコンバレーがごみを分別しないのは、市民の意識が低いのではなく、機械がごみをわけたほうが、便利だし、資源ごみの回収率もあがるため、そのような機械がつくったかららしいです。日本の美徳、意識にたよってやるとういうものとは違った合理主義的な考え方です。どちらがいいかはしりませんが。自分は楽なほうがいいです。
Posted by ブクログ
いわゆるブログ本。
記事自体は面白く、シリコンバレーのタイムリーなトピックをわかりやすく解説してくれている。
が、しかし、ブログをまとめる以上の付加価値がなく、正直残念な感じ。
Posted by ブクログ
シリコン・ヴァレー特有の暮らし方について述べた本かと期待したが、米コンピュータ業界のニュース・エッセイ。書籍がゆえの普遍性をどう求めるか。ある時代を切り取る記録以上の視点を、読み取れなかった。ニュース内容に個人的な興味が薄いせいかもしれないが。
Posted by ブクログ
タイトルの答えは。。 至極さらっとでている
シリコンバレーで感じること アメリカの雰囲気
IT業界にいて感じること
が書かれたエッセイのような感じだった
あー そうなんだぁ と感じながら読む
お茶やお酒を交え 著者と会話したような本だった