あらすじ
なでしこジャパンを女子W杯初優勝に導いた主将・澤穂希が、自身のすべてを語った!「世界を経験した数少ない女子プロサッカー選手である澤穂希選手が、サッカープレーヤーとしての夢に向かって、失敗や挫折をどう乗り越え成長してきたか――女子選手必見の書と言えるでしょう」(日本サッカー協会 川渕三郎キャプテン)
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Posted by ブクログ
日本女子サッカーを引っ張ってきた澤穂希選手。
W杯で優勝する前の2008年に執筆されたもので、今までの彼女のサッカー人生が分かる本になっています。
目の前に何度も立ちはだかる壁に対して、決して逃げることなく立ち向かい、たとえ乗り越えられたとしても満足することなく、自分の成長につながると考え、また新しい夢や目標に向かって走り続ける。
澤選手の人生はその繰り返しでした。
2011年W杯で優勝しても、直後の会見ですぐに来年2012年のロンドンオリンピックを目標に掲げる姿勢には驚きましたが、この本を読むと納得しました。
澤選手は結果はどうであれ決して満足せず、常に上を目指している、志の高い人だと思いました。
スポーツ選手に限らず、人として生きていく中でも大切なことだと誰もが頭では分かっていることですが、実行できる人はなかなかいないと思います。
サッカーを長く続けている澤選手だから思うこと、考えることがあることが分かりました。
自分の世代だけでなく日本女子サッカーの未来まで考えている澤選手にとって、W杯優勝はまだまだ通過点に過ぎないということがよく分かりました。
また個人的に宮間選手が好きなので、インタビュー記事があったので嬉しかったです。^^
宮間選手もW杯の決勝戦でアメリカに勝ったとはいえ、90分間で決着がつかずPKまでもつれ込んだことからまだまだ課題があり、成長しなければならないと感じているようなことをインタビューで語っていたので、今後のなでしこのさらなる発展を期待しています!