あらすじ
近所でも評判の仲良し姉妹・あすかと蛍。母親がいないながらも健やかな家庭に見えたのだが、二人は誰にも言えない秘密を抱えていた。
あすかが父から日常的に受ける悲惨な仕打ち。それでも幼い妹を守ろうと、あすかは必死だった。しかし、父の手が蛍にも向けられ始めて――!?
追い詰められたあすかは、ある決断をする。
【※この作品は話売り「お父さんが早く死にますように。」の単行本版です】
【収録内容】
「お父さんが早く死にますように。」第1話~第6話(新規描き下ろし 3ページ収録)
感情タグBEST3
キツい
家庭内の虐待要素(暴力から性虐待)が詰め込まれてますね。キツいです。実態を絵で見ると、文字以上に恐怖を感じます。
漫画としては、主人公の姉妹が気を強くもち、助け合う関係な点が、今後事態が好転しそうな唯一の希望。父親が早く死んでくれるといい。
匿名
お父さん
読んでいて、ハラハラドキドキするようなストーリーだとおもいました。家族の関係性などについても、かんがえさせられるような作品だとおもいます。
匿名
凹んでる時には絶対見ないで
かなりキツイです。
肉親からの性的虐待や暴行、監禁が生々しく表現されています。
希望が見えた…!と思ったらそれが父親によって打ち砕かれる絶望。
精神が不安定な時に見るとかなりくるかもしれません。
Posted by ブクログ
父親による長女の性的虐待と閉じ込め、長女と次女の関係という題材で、まさに山岸凉子「緘黙の底」をもう少しライトに展開したような作品であり、本書のテーマに真面目な興味を抱かれた読者は「緘黙の底」も併読していただきたい。
山岸凉子にみられる登場人物への距離感の取り方のようなものがなく、登場人物に感情移入させる演出が多いため、ポルノ的な読まれ方をされてしまいそうな危惧をいだかせる。安易な感情移入を牽制するかのような山岸凉子のドライな描線と、逆に感情移入を容易にするであろう本作の比較的コケティッシュな絵柄も比較されたい。