【感想・ネタバレ】中村天風と植芝盛平 氣の確立のレビュー

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死ぬと尻の穴がゆるみ便が出る。だから生きている間は尻の穴を締めているのが正しい状態で、リラックスしていると自然に尻の穴は固く締まっているそうだ。これが私には納得いかない。リラックスすると尻の穴は緩むと思うのだ。しかし、これは私の思うリラックスが違うのだろう。
天地の理がいちばん心に残った言葉だ。できるものはできる。できないものは、天地の理に反しているのだ。
心が体を動かす。天地の理に反さずに心を育てて正しい道を歩んでいきたい。

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2014年07月07日

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ネタバレ

できるということは、正しいということである。逆に言えば、正しいことならば必ず誰にでもできる。天地の理に合っているならできる。したがって、それができないということは、天地の理に合っていないということになる。

困難にぶつかったときに、すぐに逃げて帰っては先に進めない。そのままじっと我慢していれば、やがて困難は通り過ぎる。そこには新しい関係がひらけていくことだろう。  次に、また困難にぶつかる。それを通り越すと、また次の困難……これを繰り返すからこそ、人間とは成長し、伸びていくのである。  ところがこの困難を避けてしまう人が多い。言い訳や弁解をしているうちは人間は伸びないというのは、まさにこれなのだ。  疑われても、馬鹿にされても、じっと自分が正しいと思ったことを続けていれば、いずれはわかってもらえる。それが私の一生であり人生だ。  だから、人が疑おうがどうしようが、まったく平氣である。天地の理に反することだけはしないように、自分で氣をつけていればいいのだから。

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2020年05月10日

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中村天風と藤平光一のつながりを知りたくて読んだ。合氣道の創始者 植芝盛平なる人物についても知る。「心が体を動かす」という心身統一の法と合氣道による氣の使い方を上手に体得し、誰にでも分かるようにしたのが、藤平光一であることを理解した。合氣道の深みを知った。

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2014年05月27日

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最近、特に合気道が気になります。

神秘のベールっちゅうか。実際のところどうなんだろうと。

名のある格闘技関係の人が口をそろえて言うのが、塩田剛三はホンマモン。誰も塩田剛三を貶す人は(少なくとも戦闘力において)いないようです。

その塩田先生が常に達人と紹介するのが、現在の合気道の創始者植芝盛平。

中村天風は言うまでもなく、東郷平八郎や松下幸之助などの錚々たる日本の根幹に関わってきた人が師と崇めている超人。

その二人に師事したのが、著者の藤平光一です。

先述の塩田剛三と並んで、合気道の巨人。昨年なくなりました。

なんで、この二人(中村・植芝)を並べて一冊の本にされたのか。真意はどこなんでしょうか。

はっきり言って、完全に中村天風に偏向しているような内容です。

植芝盛平がちょっと困った性格で、ずっと自分(藤平)の悪口を言い続けていたとか。自分が掴んだ合気道の極意は自身の研鑽によって得た(盗んだ)もので、植芝本人は、むしろ反対の理論を教え続けたとか。大本を押し付けられるのにも閉口したようです。

で、その辺を暴露するたびに、でも、師として尊敬してます、恨んでるわけではないです、とかフォローしてるあたりがあざといというか、カワイイというか。明らかに恨み節やん。

加えて、植芝は若いころはめっちゃ弱っちかったとか書いてます。

あまつさえ、大師匠であり神域にあると語られる大東流合気柔術の現実的な再構築者、武田惣角さえもその実力に疑問を呈しています。どんだけぇ~。

最後の方は自分の強さアピールもどんどんエスカレートしてくるし。ちょっと鼻白む?

最初の方は淡々と書かれていて好感を持てます。

戦争では最前線で隊長として、戦った。実際に怖かったことなど、本心を吐露しています。人間的です。

別にこの方がどうこういうつもりはありません。実際に非常にわかりやすく合気道の理論などを書いてくれています。って、自分もフォローしてるかな。

でも、これが実感なんですよね。

あと、佐川幸義や岡本正剛あたりのことがちょっと出てきたりすると個人的には楽しかったかな。

合気道のことがますますわからなくなる、面白い啓蒙書。

※あれ、これ塩田剛三のことかなと思われるような描写がさらっと出てきます。

植芝道場に毎日通って来ていた軍事探偵の男が、戦争が激しくなるとぱったりと来なくなった、と。軍事探偵として中国に渡った塩田のこと・・・?

(文中敬称略)

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2012年02月21日

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