【感想・ネタバレ】忘れたいことを忘れる練習のレビュー

あらすじ

■イヤな記憶を浄化させる90のレッスン

人には、記憶しておかなければならないことがたくさんあります。

はじめて会った人の名前、現代用語や専門用語、仕事のマニュアル、
道順や電車やバスの発車時刻などです。

また、世の中の平和のためには、
戦争などの歴史的な事実も忘れないほうがいいでしょう。

しかし一方で、忘れなければならないことも数多くあります。
つまらない失敗、身近な人とケンカしたこと、イヤな思い出などです。

記憶しておかなければならないことを覚えておかないと、
生活のうえでさまざまな支障が生じます。
それとまったく同じように、忘れなければならないことを忘れられないでいると、
やはりいろいろな問題が起こるのです。

■そこで本書では、忘れるための方法をいろいろな角度から考えてみました。
この本から、忘れるためのヒントを一つでも二つでも見つけだしてもらえれば幸いです。

■目次
・まえがき
【第1章 忘れてはいけないこと、忘れていいこと】
【第2章 自分なりの「忘れる方法」をつくっておく】
【第3章 執着するから、忘れられなくなる】
【第4章 上手にあきらめれば、上手に忘れられる】
【第5章 すぐに忘れると、いいことを引き寄せる】
【第6章 許すことで、忘れられないことを忘れる】
【第7章 明日の幸福のために、今日のことを忘れる】
【第8章 受け入れることで、過去から自由になれる】
【第9章 無我夢中になって、つらい気持ちを吹き飛ばす】

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Posted by ブクログ

ネタバレ

イヤなことを忘れられないでいるということは、その間、自分の過去に縛られているということです。意識が過去のほうにばかり向かって、未来へ目が向きません。
自分の将来に明るい夢を持つことができません。前向きに自分の人生を切り開いていけません。それは本人にとって不幸なことだと思います。イヤなことを、きれいさっぱり忘れ去ってこそ、前を向いて元気に歩いていくことができるのです。

自分と同じ経験をした人がほかにもいると気づいたとき、きっと、つらい思いを忘れるきっかけをつかめると思います。「自分だけではない」と気づくことで、気持ちが癒されるのです。

「回避」とは、つらく苦しい経験を「いい経験になった。あのような経験をしたことで私には知恵がついたし、精神的にも強くなれた」と割り切ってしまうことです。

忘れることは解放されることであり、自由となることにつながるのです。

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2022年01月18日

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