あらすじ
闇バイトの黒幕を、始末せよ。
「世の中には騙す側と騙される側しかいない。
どうせなら騙す側でいた方が、人生楽しいじゃんか」
すべての被害者の裏には実行犯がいて、
すべての実行犯の陰には指示役がいる。
その根元にいる黒幕の名は、“ショウ”。
闇に紛れたその正体は、警察さえも捉えられない。
そして、正しく裁けぬ悪人の背後には、ハングマンが忍び寄る――!
復讐代行チーム〈ハングマン〉の活躍を描く大好評シリーズ第2弾
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Posted by ブクログ
【精神的に追い詰められた人間の判断の浅はかさ】
-概要-
後輩が南青山の強盗事件に関与していることを知った比米倉。
知人の祖母がオレオレ詐欺の被害に遭い相談を受ける刑事・春原。
さらに、知人が劇場型詐欺に遭ったことから黒幕を探してほしいと依頼を受ける探偵・烏海。
警察に逮捕された受け子たちは口をそろえて「自分たちも弱みを握られた被害者だ」と主張する。
やがて捜査の中で「ショウ」と呼ばれる人物の存在が浮かび上がり、彼らは闇バイトの黒幕を追うことになる。
-感想-
前作のように春原が私刑執行人へと至るまでの葛藤を描くのではなく、本作は巷で問題となっている「闇バイト」を題材に、最初から最後まで事件が連続するストーリーとなっている。(ちなみに警察の捜査が後手に回る感じは前作と同じw)
弱み → 脅迫 → 事件に加担という負の連鎖が繰り返され、事件に関わった受け子や掛け子たちが「自分たちも弱みを握られた被害者であり、一度関わると抜け出せない」と主張する描写は、この問題の根深さを物語っている。
現実でも同様の事件が後を絶たないが、こうした犯罪が少しでも減ることを願うばかりである。