【感想・ネタバレ】すらすら読める歎異抄のレビュー

あらすじ

「悪人のままに生きなさい」

一度は読んでみたい『歎異抄』。
総ルビつき原文と、ていねいな対訳、著者による解説もたっぷり。
読みやすさ、わかりやすさNo.1の「すらすら読める」シリーズを文庫化。

わたしたちは憤るべきです。
『歎異抄』は、親鸞聖人の没後に、その教えが歪められ、曲解され、親鸞聖人の教えとは異なったものになっている現状を歎いてつくられた書物です。では、「歎く」というのは、どのような行為でしょうか。辞書によりますと、”歎く”は「深く悲しむ」とありました。ところが、ある辞書には、「悲しくいきどおる」という意味が出ていました。それを見て、わたしは気づきました。われわれは悲しむだけでは駄目なんだ。『歎異抄』を読むことは、憤ることなんだ、と。ーーひろさちや

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