あらすじ
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
世界にジャズは溢れてる!ジャズ入門書の決定版。音楽に囲まれて育った耳の肥えたあなた、いまこそ最強の音楽ジャンル、ジャズを知ろう!多種多様な音楽にジャズは忍びこみ、楽曲の骨格を支えたり、可能性を広げたり。そして、耳をすませば、TVから映画、ラーメン店のBGMにまでジャズが溢れている。知れば知るほど、楽しめる音楽、それが“ジャズ”。本書を読んで、ジャズを自由に楽しもう!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
“ジャズ・ミュージシャンにとって楽曲は、「自己表現のための素材」”
ベースは四分音符で歩き続けて
ドラムは絶え間ないフォワードモーション
ペットとサックスは持論を展開し続ける
素材に選んだ楽曲を
バンドは次の小節へ、次の小節へと急きたてる
そんなジャズを聴く
カウントをとらなくても
ちゃんといつも呼吸していて
ちゃんといつも脈打っているこの体で
まだジャズを聴く
ヘッドホンを外すと
あのね、と話す君のリズムが聴こえる
Posted by ブクログ
著者は、四ッ谷にあるジャズ喫茶イーグルの店主。
まずジャズ手法はあらゆる音楽ジャンルに浸透している、として紹介されるアルバムには、ビリー・ジョエル「ストレンジャー」、荒井由実「ひこうき雲」、大貫妙子「サンシャワー」、椎名林檎「無罪モラトリアム」、マイケル・ジャクソン「BAD」など。
映画では、「死刑台のエレベーター」「バード」「スウィングガールズ」「ラ・ラ・ランド」「ファビュラス・ベイカー・ボーイズ」「ラウンドミッドナイト」。
他にもジャズの歴史、ジャズのスタイル(《ビバップ》とは、個人技を駆使したアドリブ中心、《ハードバップ》とは、ビバップにバランスと構成力を加味、《モードジャズ》とは、従来のコード進行ではなくモードと呼ばれる奏法重視)、ジャズの先駆者(ルイ・アームストロング、デューク・エリントン、チャーリー・パーカー、セロニアス・モンク、マイルス・デイヴィス、ビル・エヴァンス、ジョン・コルトレーン、ウェイン・ショーター、ハービー・ハンコック、ジョー・ザヴィヌル)、ジャズスタンダード25曲(マイルス・デイヴィスの名演「いつか王子様が」抜けているのが残念)、21世紀のジャズとジャズマン(ブラッド・メルドーなど)、全国のジャズ喫茶(リクエスト不可店もあり)やライブハウスの紹介、ジャズキーワードと盛りだくさん。
この一冊でジャズ入門知識は完璧です、知らんけど。
Posted by ブクログ
チャーリー•パーカーがビバップを生み出した。
サイドマンだったマイルス•デイヴィスは『九重奏団』を結成。その後のシーンに長く影響を与えた。
そこから派生してウエストコーストジャズ、モード、ハードバップなどのジャンルが生まれた。
Spotifyプレイリストでたくさん聴いてみよ〜
Posted by ブクログ
JAZZとは、どういう音楽なの?、これからJAZZを聴いてみたいけど、何から聴けば良いのか分からないetc というなら、まずこの本を読んでみて!ホント、JAZZのガイドブックでは、おすすめの一冊です。21世紀のJAZZにもページを割いています。
Posted by ブクログ
■きっかけ
趣味のウクレレでジャズ曲(Isn't She Lovely)に挑戦したときに、色んな角度でジャズを理解して演奏に活かしたいと思い、本書を手に取った。
■結果
演奏に活かせるかはわからなかったけど、ジャズのスタイルや思想に親しむ事ができたので満足だ。
目的と得られた結果が違うのは大いに歓迎。回り道最高!
■詳細
ジャズのスタイルの章では具体的な曲とリリースの背景を学べて良かった。章ごとにSpotifyのプレイリストが作られているのが本書の特徴の1つだと思う。このおかげで、頭でっかちになりすぎず実際の演奏を聴いてイメージを感じることができた。
最も印象に残ったのは、【ジャズは「人を聴く」音楽である】という言葉だ。
ルイ・アームストロングの活動は【ジャズは自分の音を出してもいい音楽だ】という道筋を示したそうだ。僕はこの言葉を「ジャズでは演奏するプレーヤーの存在自体が肯定される」という解釈をした。プレーヤーは演奏することで我ここにありと主張できる。苦しい環境にある人々にとってジャズは生きることを肯定してくれる希望だったに違いない。きっと今でもジャズプレーヤーは、演奏を通じて自己表現し、自分を実感しているのだ。そんなジャズのこと僕は好きになりそうだ。
Posted by ブクログ
自分の知識が前世紀で止まってしまってるので、現在のジャズの見取り図をみたくて手に取った。第7章『いつだって現在進行形! 21世紀のジャズとジャズマン10』(pp147-159)が参考になりました。
Posted by ブクログ
サンヤツ広告でたまたま見つけた本。ジャズのそもそもから、歴史、スタイル、先駆者、スタンダード曲、現代のジャズ、ジャズ喫茶やライブハウスなどを詳しく紹介され、専門家だけわかりやすく解説。まさに入門書として打ってつけ。本書で紹介されているものを徐々に聴いている。