あらすじ
大破した住宅、穴だらけの乗用車、なぎ倒された街路樹、ずらりと並ぶ真新しい墓。前線では砲弾と銃弾が飛び交い、爆音、黒煙、振動、悲鳴、嗚咽、涙、流血、死が日々生み出されている。戦闘が終わっても、占領地では屈辱的な思想の押し付けや弾圧、相互の憎しみが続く――。ウクライナ各地を歩き、虐殺の街で生存者の声を聞いたジャーナリストが、ロシア・プーチン大統領の侵略行為を告発するルポルタージュ。
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Posted by ブクログ
先日、ウクライナのロシア占領地に関するNHKスペシャルを観て、ふと思いたって本書を完読した。
印象に残ったのが、ブチャの墓地にたたずむ老母へのインタビューだった。息子が地下室から出たところを、ロシア兵に撃たれたのだと言う。彼女は「プーチン氏に望むことは?」という質問にこう答えた。「私はプーチン氏に自身の子供たちを埋葬してみて貰いたい」
プーチンの罪深さを私に認識させる答えだった。
自身の帝国主義的な野望を理由にウクライナに侵攻し、ロシア人とウクライナ人とを分断したプーチンの罪は計り知れない。戦争が終わったら、私はロシア旅行に行きたい。1日でも早い終結を願います。