【感想・ネタバレ】アメリカの大学生が学んでいる本物の教養のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

会社で意見を求められたり、自分の価値観や思考などをより表現する場が増えている中で、この本を手にした。
内容は主に真の意味での「教養」について。元々は常識や社会で生きていくなかである程度知識やノウハウを持っている人をイメージしていた。
しかし、本書を読んでいくと本当の意味での教養を理解していないことを痛感。教養とは「自分の培ってきた知識や考えを、自分の基礎となってくる価値観に昇華し、それを素に他者と様々な事柄について議論をし、取り入れ、柔軟に変化させていく。そのような、価値観の基盤はあるが、常に柔軟に変化させていける人物こそ、「教養のある人間」と学んだ。
その中でも、1つの事柄を考えるにしても「なぜ〇〇は△△しないのか」ではなく、「なぜ□□は△△するのか」を考えた方が、前者の真意も理解できる事に加え、よりその後に活きる事実や発想が湧いてくるという考え方はすぐに仕事や生活に反映させていきたい。
更に、「自分がどんな価値観を大事にしているか」を様々な場面(例えば仕事や生活)に置き換え、書き出す事もすぐに実践していきたい。

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2024年01月28日

Posted by ブクログ

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【教養】
市民が自由意志で政治に賛成できるようにするのが元。
自ら思考し、賛成・反対・中立の角度から見て判断できるような人になることが目的。


▪️教養を得る段階「長い目で見た目的意識・夢を持つ」
①本・ニュース・日常から学ぶ
 世の中に学べることはありふれている

②学んだことが正しいか疑う
 世の中には不確実なことの方が多い

③わかったつもりにならない
 全てをわかることはできない、という知的謙虚さを持つ

④体験・実践・人と話してアウトプット
 統計学的な発想を持つ
 プラスに作用・マイナスに作用・それとも作用しないか

⑤暫くして、出した答えにもう一度向き合う
 結果を修正する勇気を持つ
             

【社会の一員として自分の意見を人と共有・議論し、合意形成にもっていく】

▪️注意点
※〇〇言ったから正しいと、他人の考えを疑わずに受容する
※本の著者の経歴・参考文献・実績・謝辞がない
※立場によって色々な正解がある、意見の押し付けはしない
※常に謙虚に学ぶ、本を読み込むと選民思想を抱きやすい



▪️まとめ
教養とはいつ役立つかはわからない物
役立つ時は訪れないかもしれないが日々着々と積み重ねる
私が学ぶ理由は「心配性」だ。
毎日不安になりながら生きている。この積み重ねる時を過ごしていくことで「私の夢」を叶える糧にしたい

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2023年02月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

教養とは何か、またどのように教養を身につけるべきかについて筆者の考えが述べられている。

教養とは己の哲学や価値観を形成する栄養となるもの、もしくはそれらを守るための知的バックボーンである。
賢いとか、知識をたくさん知っているとかは関係なく、思慮深く、尊厳があり、他者に対する敬意と想像力を兼ね備えた人こそが、教養のある人である。

キーワード(キーセンテンス)だと感じたのは、知的謙虚さ・知的格闘体験・社会的動物ゆえに社会に与えうる価値まで考える・合意形成を目指す・教養がいつ役立つか分からないことこそ、学び続ける最大の動機である。

何を学ぶかよりもいかに学ぶか。
この点においては、過程を大切にする現在の教育と通じる部分がある。
また、いつ役立つか分からないことが、学びのモチベーションを持続させるとあるが、反対にいつ役立つか分かることも、学び続ける理由として成立すると思う。
ただ、前者は長期的視点(内発的動機)であり、後者は短期的視点(外発的動機)であるという違いがあると感じた。

知的謙虚さをもつことは、他者を大切にすることにもつながり、それは自分の生き方にも大きく関わる。僕の課題はここ。意識。

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2024年04月04日

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