【感想・ネタバレ】アメリカの大学生が学んでいる本物の教養のレビュー

あらすじ

本物の教養であなたの世界は180度変わる

教養を身につけるというのは、ただの勉強とは違います。学歴があることとも違います。知識や情報を得ることそのものが目的ではありません。

教養を身につけるというのは、一般教養を身につけるとは違います。「一般教養」は時事性が強い、いわば賞味期限があるものなのですが、真の教養とは、もっと普遍的なものです。

では、教養とは何か。何のために身に付けるものなのか。

イェール大学の元助教授で、英語力と教養を同時に学べる学習塾「J PREP 斉藤塾」の代表である著者が、
アメリカのリベラルアーツ教育の現場を知っているからこそ語れる、
「教養とは何か」「教養人とは何か」「教養を身に付けるための方法」を明かします。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

会社で意見を求められたり、自分の価値観や思考などをより表現する場が増えている中で、この本を手にした。
内容は主に真の意味での「教養」について。元々は常識や社会で生きていくなかである程度知識やノウハウを持っている人をイメージしていた。
しかし、本書を読んでいくと本当の意味での教養を理解していないことを痛感。教養とは「自分の培ってきた知識や考えを、自分の基礎となってくる価値観に昇華し、それを素に他者と様々な事柄について議論をし、取り入れ、柔軟に変化させていく。そのような、価値観の基盤はあるが、常に柔軟に変化させていける人物こそ、「教養のある人間」と学んだ。
その中でも、1つの事柄を考えるにしても「なぜ〇〇は△△しないのか」ではなく、「なぜ□□は△△するのか」を考えた方が、前者の真意も理解できる事に加え、よりその後に活きる事実や発想が湧いてくるという考え方はすぐに仕事や生活に反映させていきたい。
更に、「自分がどんな価値観を大事にしているか」を様々な場面(例えば仕事や生活)に置き換え、書き出す事もすぐに実践していきたい。

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2024年01月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

教養とは何か、またどのように教養を身につけるべきかについて筆者の考えが述べられている。

教養とは己の哲学や価値観を形成する栄養となるもの、もしくはそれらを守るための知的バックボーンである。
賢いとか、知識をたくさん知っているとかは関係なく、思慮深く、尊厳があり、他者に対する敬意と想像力を兼ね備えた人こそが、教養のある人である。

キーワード(キーセンテンス)だと感じたのは、知的謙虚さ・知的格闘体験・社会的動物ゆえに社会に与えうる価値まで考える・合意形成を目指す・教養がいつ役立つか分からないことこそ、学び続ける最大の動機である。

何を学ぶかよりもいかに学ぶか。
この点においては、過程を大切にする現在の教育と通じる部分がある。
また、いつ役立つか分からないことが、学びのモチベーションを持続させるとあるが、反対にいつ役立つか分かることも、学び続ける理由として成立すると思う。
ただ、前者は長期的視点(内発的動機)であり、後者は短期的視点(外発的動機)であるという違いがあると感じた。

知的謙虚さをもつことは、他者を大切にすることにもつながり、それは自分の生き方にも大きく関わる。僕の課題はここ。意識。

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2024年04月04日

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