あらすじ
聖なる夜。届かぬ想い、かなわぬ祈り。
もうすぐクリスマスがやってくる。
小さい頃はプレゼントがもらえる日だったが、いまはもうそんなことはない。
何より、願うことも、欲しいものもなくなってしまった――。
生徒会長選挙の日以来、何かが決定的に終わってしまった関係を引きずりながら、逃げ出さないため、ただそれだけのために部室に集まる八幡たち。
そんな折、新たな依頼を持ち込んだのは、先の選挙で生徒会長となった一色いろはだった。
他校との合同のクリスマスイベントを手伝って欲しいという依頼に対し一人で行動しようとする八幡。
しかし、一筋縄ではいかない依頼に、事態は次第に悪化していく……。
気付かれず、心の奥にしまわれる想い。叶わぬと諦めてしまった祈り。聖なる夜に、もし、願うことがあるならば――。
※この作品は廉価版です。廉価版にはイラストが入りません。
感情タグBEST3
とても面白かった
前巻までのモヤモヤした展開が、スッキリと解消されて終わっていたので良かったです。
分解寸前の奉仕部という問題に直面した八幡自身が、思いもよらない変化を見せてくれたので、ドキドキハラハラしつつも楽しみながら読ませてもらうことができ、ライトノベルではあまり見られないような感動シーンにより、少し涙ぐんでしまうところもありました。
この巻で一つの区切りとなっていたので、次回からの展開....ディスティニーランドでの言葉通り、雪乃の家庭の問題を八幡が解決するのか、はたまたそこに葉山が介入してくるのかなど、次への期待をより膨らませるような一冊だったと思います。
ここからは個人的な意見なのですが、あれ?八幡全然ぼっちじゃなくね?
寧ろこれを読んでる俺の方がぼっちだから戸塚くれって思いながら読んでました。