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Posted by ブクログ
初読み作家さんです
前々から気になっていたのですが、今回ようやく読みました
どたばたラブコメ?
変態テディベア作家とちっちゃくて可愛い編集バイトくんのお話
とーーーっても面白かったです
ちょっと落ち込んだときに、ハッピーになれる、そんなお話です
Posted by ブクログ
手芸雑誌編集部でバイトする広睦は、勤め先のパーティーで美形のテディベア作家・奥住と出会う。
男性しか愛せないという性癖と、男性にしては華奢で小柄すぎるという体格がコンプレックスな広睦は今まで、誰とも付き合ったことがない。
そんな広睦を一目見て気に入った奥住は、独特なテンポの会話と、価値観で搦め捕っていく。
体格以外はとても一般的な社会的価値観を持っている広睦は困惑するものの、自分の好みの男から「素敵だ」と言われてくらりとこないはずもなく、結局は奥住に魅了されてしまう。
けれど、奥住から送られてくる衣裳としか思えないような洋服のプレゼントや、自分の給料で食べれる金額を上回る豪華な食事……。
身に余る扱いに当初は困惑していた広睦だったが、奥住に「稼いでいる金額が違うのだから、僕の納得できるようにさせてほしい」と言われ、素直な広睦はそれを受け入れる事にした。
こうやって周囲の不安をよそに誕生したカップルは順調にいっているかのように見えたのだが、広睦の耳にある日、とんでもない噂が入ってくる。
何でも奥住は自分の恋人を、テディベアと同列に思っていると言われてしまうのだ。
確かに考えてみれば、いつも奥住が自分を褒める褒め言葉は「かわいい」だったし、洋服を送られるのもテディベアと同じ。
挙げ句の果てに、自分と同じ名前がつき、奥住から送られた自分と同じ服を着たテディベアが展示されているのを見た広睦は、その噂を事実だと信じ、奥住の元から逃げ出してしまう……
という話でした。
最後は、確かにテディベアに対する愛情はあるけれどもそれに対する愛情と、広睦に対する愛情は違う……という誤解が無事に解けてハッピーエンド。
ちょっとずれた人気テディベア作家×純粋で疑うことを知らない小柄で華奢な編集バイト。
攻めが溺愛系で、受けもそれに対してあまり疑問を持たなかったけれど……というある意味純粋カップルのお話をどうぞ。