【感想・ネタバレ】インドへの道のレビュー

あらすじ

大英帝国統治下のインドの地方都市を舞台に、多様な登場人物の理解と無理解を緻密に描き、人種や宗教、東洋と西洋、支配と非支配といった文化的対立を、壮大なスケールで示した不朽の名作。

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Posted by ブクログ

前半ではイギリス人とインド人が分かり合える希望がある。しかしある事件をきっかけにその希望が途絶えたように思われ、インド人アジズの反英感情は爆発する。それでもいつかは本当の意味で友人になれる日が来るのではないかという希望が再び暗示される終わりを迎える。

まごうことなき傑作。イギリス人がインド人を軸にこのような物語を書けるものなのか。著者E・M.フォースターのもう一つの代表作『ハワーズ・エンド』は好きな人もたまに見かけるが、個人的にはそっちよりもこちらの方が好みだった。

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2023年08月05日

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