あらすじ
東方キリスト教は、ロシア正教など東ヨーロッパを中心に広がる東方正教会や、主に中東で広まった東方諸教会などを包括するものである。使用言語も多岐にわたりその歴史も複雑なため、日本語での情報は限定されてきた。本書はそうしたなかで、長らく基本情報を提供してきた名著だ。西洋古典学・ビザンツ学・スラヴ文献学の横断的研究で傑出した業績を残した研究者が、東方キリスト教全体を扱いつつも、教義や歴史にとどまらず、巡礼・神秘思想・教会建築・イコン・天国/地獄表象など幅広く信仰文化にまで踏み込む。
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貴重な本
正教会を知りたくても、なかなか簡単に読める本が少ない中、気楽に読み始められる貴重な一冊と思いました。
正教会に関する本は少なく、あってもとっつきにくく、すごいボリュームだったりして、正教会に触れる機会を逃していました。
ロシア語自体がわかる人が少ないので、ロシアに関する興味深いトピックを提供してくれる本がもっと増えるように期待しています。
Posted by ブクログ
#2025年に読んだ本 12冊目
#3月に読んだ本 1冊目
まだソ連の頃の時代に書かれた本なので
現代のロシアやウクライナでの
事情に詳しいものも読んでみたい気がする
内容はなかなか面白かったが
キリスト教文化自体にあまり馴染みがないし
東方キリスト教は、なおのことなので
もっと図とか絵でイメージしやすいような
内容だったら有り難いのになぁ