【感想・ネタバレ】人生談義のレビュー

あらすじ

生きがいとは何か、幸せとは、夫婦とは故・松下幸之助が、その最晩年に人生について省察をめぐらし『PHP』誌に綴り続けた、珠玉のエッセイ四六篇を収める。

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Posted by ブクログ

人生やビジネスに関するエッセー、所管。
読み始めはつまらないかなーと思いながら読み進めると、けっこうじわじわと感ずるものがある。さすがという感じ。

読書メモ:

会社の経営の良否は社長一人の責任、部は部長一人、課は課長一人の責任。一般社員も自分に与えられた仕事の範囲では最高責任者。主婦も学生もその分野では最高の責任者。お互いがそれぞれの立場で責任を自覚した上で他とも協力するのが世の中を豊かにする基本。

人を動かそうと思えば、「勘定」と「感情」のかみ合わせを考えておくことが大事。

芝居は殿様も草履取りも中間もお姫様もいないと成り立たない。人間社会も同じで、皆平等。いろいろな役割がいて、それぞれの役割を精いっぱい演じなければならない。

幸せの3つの条件 ①自分が幸せだと感ずること。②世間の人びともその幸せに賛意を表してくれること。この2つでもよいがもう少し厳しくいえば③社会にプラスし周囲の人びとに幸せをもたらす。

社会的な地位や名誉や財産が成功の基準になるのではなく、自分に与えられた天分に添うか添わないかが成功の基準。全員が成功をつかめる。

徳とは、思いやりにあふれ、謙虚で礼儀正しく、公平で正義感があり、知識も広い、私心にとらわれず何が正しいかを的確に判断できる資質。

長所とか短所は、より高い見地から見れば、その人だけに与えられた天与の特質、持ち味の一面であり、肝心なのは自分がそれをどう受けとめ対処していくか。

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2021年11月05日

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