【感想・ネタバレ】ビジネス力の磨き方 大チャンス到来!のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

[ 内容 ]
すべてのサラリーマンは職業的絶滅の危機にある。
時代が変わり、ビジネスのやり方が変わったからだ。
しかし、やる気のある人には大きなチャンスともいえる。
本書では、仕事に対する「方向性の探り方」「能率」「スピード」「効果」「影響力」「壁の破り方」「人間性と合意の形成」について取り上げた。
いままで身につけてきた、すべてのビジネス能力を棚卸し、自分なりの力をいかに身につけるか。
「大前流」目からウロコの見方・考え方を開陳する。

[ 目次 ]
第1章 先見力を磨け
第2章 突破力を磨け
第3章 影響力を磨け
第4章 仕事力を磨け
第5章 人間力を磨け
終章 いまなぜビジネス力なのか

[ POP ]


[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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2011年06月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

フォトリーディング&高速リーディング。
モチベーションを上げてくれる良書。

高いレベルの話なので、著者の自分をさらけ出す書き方が、却って僻みや諦めを誘発しそうではある。

0
2018年01月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ビジネスに必要な力として、「先見力」、「突破力」、「影響力」、「仕事力」、「人間力」の5つの力について書かれている。特に印象に残ったのは「影響力」の章で、まずは思考の型を身につけることが必要で、その型を自分にものにするためには、無意識で出来るようになるまでひたすら反復練習を積むことである。例として、大学院の学生には2年間で100本のケーススタディを課しているという。趣味にしても同じで若いうちに下地を作っておいてやっと楽しむことが出来るようになる。
当たり前ですが、何事も役に立つようになる、楽しくなるには、地道な努力が必要ですね。

0
2012年06月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ページ数は多くないので割とすぐ読みきれる。言わんとしている事は勝間和代と似ているところも多い。ただ勝間和代のように現在進行形で活躍している人ではなく、すでにある種成し遂げた実績のある立場からの意見はまた違った説得力で聞こえる。抽象的一般的な方法論だけに終わるのではなく、具体的である程度割り切った「例えばこう!」と言った例が随所にあって、理解しやすい。
[読書録]====================================================

■はじめに
すべてのサラリーマンは職業的絶滅の危機にある、と行っても過言ではない。仮に同じ職業が地球の何処かで存続したとしても、日本でやる必要がなかったり、より安い国に取って変わられる、ということは十分考えられる。

■第一章:先見力を磨け
かつてのトップ企業の凋落が目立つ。三洋、NEC、日立などがことごとくPBR1倍以下である。これらの企業に技術力がないわけではない。が、従業員一人当たりの生産性が全く改善されていないことが問題。これは経営力が原因。

自分の周囲のみならず、様々な場所、異業種などで起こっているありとあらゆる事象を観察することが、先見力の第一歩。そして。それらの事象の中から、ひとつの現象となって未来に影響を及ぼすであろう兆しを見極めるのが、次の段階。これに必要な技術は、「Forces at Work(FAW・そこで働いている力)」に注目すること。


■第二章:突破力を磨け

壁を突破できないのは壁が巨大だからではなく、実は巨大な壁を前にもうダメだと自分で思い込んでしまうから。中にはもともと何も無いのに、自分でかってに壁があると思い込んで途方にくれている人もいる。それくらい日本人は思い込みの強い人種なのである。


■第三章:影響力を磨け

自分の言うことをきちんと訊いてくれる人が部下しかいなければ、その人の影響力はせいぜい部や課の中だけということになる。それが会社全体という人もいれば、会社を超えて取引先にまで及ぶという人もいる。中には競合企業にもその長鳴り響いているという人だっているかも知れない。この範囲が広ければ広いほど、その人の価値は高いと言える。

影響力を持つ人間は皆、経験に裏打ちされた自分なりの「型」を持っている。その型が余人を持って代えがたいものであればあるほど、強い影響力を行使できるのではないだろうか。

まずは「思考法」のレベルから、自分の型を固めていくのがいいと思う。

では、型を身につけるにはどうすればいいか。それが無意識のうちにできるようになるまで、ひたすら反復練習を積むことだ。この点に関しては武道もビジネスも全く変わるところがないと思ってくれていい。思考法の型なら、もし自分が当事者だったらどうするかという具体的なケーススタディを、それこそ無限回繰り返す。これが一番効果的。もし自分が今の会社の事業部長だったら、不二家の社長なら、金正日だったらなど。効果を高めるには、内容にできるだけリアリティーを持たせること。

毎日日経新聞に目を通し、NHKのニュースを見ることに、なにか積極的な意味があるのだろうか。なんとなく、それをしないと不安だから奏しているだけだろう。それに知識や情報をいくら詰め込んだところで、今は二十世紀の工業化社会ではないのだから、ビジネスマンとしての価値など上がりはしない。むしろ情報収集に沈溺しているような人は、頭の中がノイズでいっぱいな分、考える力がスポイルされていると思ったほうがいいくらいだ。


■第四章:仕事力を磨け

仕事をスピードアップさせられないのは、身を持ってスピードの価値や、遅れることの怖さを感じたことがないのだ。修羅場をくぐっていないから、口ではスピードアップしたいと言いながら、どこか切実感が足りないのだ。

仕事を頼まれた途端、パソコンのキーボードをたたき始めたり、資料室に向かってかけ出したりする人は、概して仕事が遅い。段取りのことを考えていないから。

無駄なことをしないというのも、仕事のスピードをあげるための大切な要素。試しに、自分が何にどれくらい時間を使っているか、一度ログを取って調べてみるといい。

新聞に書かれていることというのは、記者が集め、なおかつ記者のフィルターを通過した、ごく限られた情報だけなのである。つまり、それを呼んでいる人は、永遠に記者のレベルを超えられないことになる。

情報は他人に解説することによって記憶に刷り込まれる。


■第五章:人間力を磨け

サラリーマンが危険なのは、何も考えずぼーっと働いていると、次から次へ仕事が入ってきて、気がつけば予定表が、先の先まで仕事でいっぱいになってしまうというところだ。
結局、今を楽しめない人は一生楽しめない。現時点で好きなことがやれていない人は、代二の人生でもやっぱりできないのである。

悩んでストレスを貯める人は、自分で話をするとき「相手がどう思うか」とか「失敗したらどうしよう」などとつい考えてしまう。私は私の話を聞いた人がどう思うかなどと思い悩みもしないし、関心もない。そんなことより、自分にできることに集中中するだけである。

仕事はなんでも何でも朝のほうがいいというわけではない。むしろサラリーマンなら、早起きして何をするかより、始業時間にすぐさま仕事に集中するためのウォーミングアップの時間として、朝の使い方を考えたほうがいいだろう。


■終章:なぜいまビジネス力なのか

一般的な経営力が身につけば、業界の知識など半年もあれば覚えられる。外部から来たコンサルタントに「うちの業界は特殊なので改善しにくい」などと言うこともあるが、私に言わせれば特殊な業界などひとつもない。特殊といえばすべての業界が特殊である、と言い換えても良い。

日本を二十一世紀に通用する国家にするには、あまっちょろい格差論議をやめることだ。まず競争に突き落として、そこからはいあがってくる人間が活躍できる国にする。したばかりを底上げして、平均的な工業社会人をいくら育成しても、この国の未来は切り開けない。未来を開くのは、ひとりのプロフェッショナルである。

日本人は「いざという時」を安易に使って、自縄自縛に陥っている。心配し続けて何も対策を立てないのは、アマチュアの経営者だ。日本の農業も同じで、いつ来るかわからない「いざ」に備えて、競争力のない作物を援助漬けで作るよりも、世界の最適地で作ることを考えたほうが良い。

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2011年05月09日

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