【感想・ネタバレ】実話拾遺 うつせみ怪談のレビュー

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Posted by ブクログ

丸太町小川作家の文体が好きで、心地よく読める。
短い文章のなかにうまく世界が構築されているし実話怪談のワタシが好きなタイプの書き方でした。

よいと思ったはなし。
『あんたやなかった』
『ムシが憑く』
『あかんやつ』
『きっかけ』
『道が出る』
『うずくまる』
とくに『きっかけ』と『うずくまる』が良かった。
『きっかけ』は誰もいない二階にひとりでいると一階から名前を呼ばれる怪異と祖母が対峙するはなしで、不思議すぎた。木霊みたいな怪異かなと。遊びにきた友だちも聞いたりするから、幽霊よりあやかしに近いものなのかもしれない。
『うずくまる』は怪異がカーナビを介してこちら側に干渉してくるのが不気味だった。なんでこの車だけがそんな目にあうのか。知らないおばさんに感謝!

怪異って普通にそこら辺にあるものなんかなとは思う。
毎日同じ道を歩いたり自転車で走ってて、急に怪異がそばにあることに気がついたりするのかも。

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2023年02月09日

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