あらすじ
6歳の真子のもとに、ある日子猫がやってくる。みゃーと名付けられた子猫は、しきりと人間に話しかけてくる。話すことが苦手だった真子は、みゃーとの会話を大切にしながら成長していった。だが真子が大学に進学したときから、その関係に変化が……。(「ネコの時間」) 精一杯繋がろうとする人と猫。幸せも哀しみも、猫からもらったたくさんの想いが胸を熱くする感動の7編。
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Posted by ブクログ
ずっと前に入手していて、満を持して読み始め。
冒頭の作品から、いきなり涙腺が大崩壊。
タイトルの意味も胸に迫る。
他の作品も、猫と人との関係が温かくて胸に迫る。
こういう本は、外で読むには危険すぎる(笑)
Posted by ブクログ
猫をモチーフにした短編集。もちろん、猫好きにはたまらない一冊。必読です。
心温まるものが多いけれど、そればかりでもなく。謎解きがあったり、そして生きることについて深く考えさせられる部分もありました。なんといっても、猫の愛らしさがどこをとっても全開です。うーむ、柄刀さんがこれほどまでの猫好きだったとは存じあげませんでした。
お気に入りは「決壊と真珠貝」。ミステリ的な真相に驚かされ、そして猫の行動にもぐっとくるものがありました。幸せな物語ではないのだけれど、かといって不幸とも思えないかな。たしかなあたたかさを感じられます。
「ネコの時間」もたまらない一作。猫を飼っている人ならなおさら、悲しいながらも感動してしまう作品です。
Posted by ブクログ
猫がメインの短編集。
それぞれの話でしんみりほっこり。
一日会わなければ、猫にとっては四日の空白。
一年会わなければ、四年の別れ。
猫ではないが、今一緒に生活している犬との時間をもっともっと大切に過ごそう。
Posted by ブクログ
タイトル通り猫がメインの短編集。感動話と聞いていたのでそこまで謎解き要素はないだろうと思っていたが、猫と人間との関わりから生まれるちょっとした謎がどの話にもあり、特に最初の話の「ネコの時間」で解かれた謎は解説にも書かれていた通り家で読んでいてよかったと思った。