【感想・ネタバレ】「移民国家」としての日本 共生への展望のレビュー

あらすじ

私たちの周りでは当たり前のように外国人たちが働き,暮らしている.もはや日本は世界的な「移民大国」となっている.しかし,その受け入れは決してフェアなものではなかった.雇用,家族形成,ことば,難民……彼ら彼女らが生きる複雑で多様な現実を描き,移民政策の全体像と日本社会の矛盾を浮き彫りにする.

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Posted by ブクログ

先進国の中だけでも顕著な出生率の低下、少子高齢化が止まることのない現代日本。移民は原則受け入れないという日本政府のモットーに問題点が多く欧米社会からも批判が多い技能実習制度などでサイドドアから労働者を入れようと取り組んできた日本社会ですが、著者は本書で日本社会がいよいよ移民ということについて真剣に向き合わなくてはいけない状況にあると指摘しています。グローバルスタンダードに則って人道的な移民受け入れ方針に日本政府が向かうべきと言うのは理想論に感じますが、出生率の低迷が日本経済の病巣になりつつある現在、やり方を変えないにしても変えるにしても今まで以上に外国人の方々をより多く受け入れて移民というものに向き合っていかなくてはならないと言わざるを得ない現実があると本書を読んで感じました。日本の移民政策が手に取るように理解できる平易な文体で書かれた良い一冊です。さすが岩波新書で久しぶりに知的好奇心をくすぐられました。

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2023年08月01日

Posted by ブクログ

移民が日本でどのように扱われているかについて、法の面からの問題提起である。さらにSDGの問題でもあり、また朝鮮や多くの移民についてもその歴史から学ぶシティズンシップ教育が重要であるという指摘は他の書籍ではなかったような気がする。SDGに日本への移民は入っているのであろうか?

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2023年01月03日

Posted by ブクログ

様々なデータから、移民の比較、分析を行い、改善策を提示する。他国との比較を行いながら、改善策も見出す。

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2024年08月18日

Posted by ブクログ

日本の移民問題、いつも既視感がつきまとう。むかしから問題がかわらず、欧州に学べとされ、日本がどんな国になりたいかも明確にならず、いったい政府や法務省がなぜこのように移民問題に背を向けるか、何も見えないまま、終わる。

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2024年03月23日

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