【感想・ネタバレ】ひとこと化―――人を動かす「短く、深い言葉」のつくり方のレビュー

あらすじ

「行くぜ、東北。」「カラダにピース。」「イット!」「WAON」など数々の名コピー、ネーミングを生み出しているコピーライター坂本和加氏の「言葉化のための思考法」を完全公開!
人の心を動かす「短く、深い言葉」が見つかる!<思いを言葉にする31のトレーニング付き>

考えがうまくまとまらない、書いてはみたもののオリジナリティがない、説明っぽくて相手にちゃんと伝わらない気がする……。こんな言葉にできないモヤモヤ、ありませんか?
自分の言葉で短く端的に伝えたい人、必読!

・スキルはいらない。大切なのは自分と向き合うこと
・思考が9割、書く1割
・コピーライティングは「褒める」仕事、ポジティブな思考法
・自分と相手の共通項を探す
・言葉を削るのではなく、短い言葉を見つけにいく
・うまく書こうとしない
・もし自分が買うなら、もしも好きになるなら、という視点を持つ
・たくさん書かない。A4ヨコにワンワード
・自分さえよければいいではなく、世の中よしを考える

この1冊でコピーライティング、文書作成、プレゼン、SNS、コミュニケーションのスキルが上がる!

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Posted by ブクログ

言葉の最良のモノサシになるのは、「ほんとうかどうか」「ストンと腹落ちするようなほんとうさ」である。
言葉は「もの」も「こと」も伝えますが、すぐにまねされてしまう「もの」より、無形の「こと」のほうが圧倒的な強さがある。圧倒的な魅力的な考え方次第(ひとこと)が見つけられたら、その言葉にひもづいた様々な「こと」をもの(物質)で具現化していけば良い。
「寄り添う」とは、「自分ごととして考えること」、そのためには、「自分だったら目線」を持って話す。自分のことのように話を聞いていけばたくさん情報が出てくるし、話が早い。相手を思いやる力、つまり想像力がアップし、言葉にする力も飛躍的に伸びる。
共感は、感情の共有。「いいね!」と同じように思うこと。共鳴は、自分ではない他者の考えや行動に対して、「いいね!」をすることである。同じ「いいね!」ではあるが、軸のある場所が違う。時代は多様性であり、共感コピーを目指しても「私はそうは思わない」という人が出て来る。「この指とまれ!」の言葉で、企業の「そうすることに決めた!」に対して「そんなあなたを応援するってきめた!」によってできる。
繰り返したくさんの人が唱えていくネーミングも、音が重要。生理的に声にしたい音はあるし、口端にのぼる、口コミされることも想像する。
言葉にできると、自己肯定感が上がる。
何者でもない自分が、「他でもない自分」になる。

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2024年04月05日

Posted by ブクログ

「カラダにピース。」や「行くぜ、東北。」などを手がけた坂本和加さんの著書。
社内ブログや日記を書いている中で表現力を身につけたいなと思い、手に取った。キャッチコピーがどうやって出来上がるのか、その過程を知ることが出来るのと同時に、表現は言葉を考えるよりも伝えたいことを考えることが大事なんだなと思った。(どうやったら伝わるかな?よりも何を伝えたいのかな?を考える、みたいなイメージ)
小説以外でイッキ読みしてしまう本に出会ったのは久しぶり!

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2024年07月07日

Posted by ブクログ

「自分だったら目線」を持つ
「それって」で話を深める
「ねらい=目的」を考える
根っこ=本質
知るは知識、頭で知っていること。わかるは経験、身をもって自分の血肉になっていること

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2023年05月03日

Posted by ブクログ

コピーライターの思考法。書くという作業の前の、人に伝えたいことを見つけるところからのトレーニング方法から触れている。むしろそこがメインの内容。ひとこと化とは、何かの要約ではなく自分の中から出てきた言葉で伝えること。
テクニック的なことよりも、人に何かを伝えるために必要なマインドについての本。

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2024年12月09日

Posted by ブクログ

私のような広告畑出身者にとっては、現場で先輩たちから教わったことを言語化したような印象ではあったが、これから広告の仕事をする予定の人や、経験が浅い人にとってはコピーライティングの基礎が身につく良書だ。

私にとっても新しい言葉を取り入れようという話や、何者でもない自分が、他でもない自分になる、という言葉は金言だった。言葉を生み出す幹、つまり自分の考えや言葉で語らないと意味がない。そのスタンスは仕事においても大事な信条だし、持ち続けていたい。

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2023年05月06日

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