あらすじ
獣人婚約者の〈番〉衝動のため、破談に追い込まれた侯爵令嬢ヘレイン。愛だの恋だの番だの、懲り懲りです。私は王宮事務官として働きます。ところが――上司の宰相補佐室長ロベルトから契約結婚を持ちかけられ、事情アリの初夜のはずが、竜の〈番〉として甘く激しく溺愛されて……隣国の第三皇女来訪や、明かされる〈番〉事情により深まる二人の関係。人気WEB作品、新章大幅加筆で――愛も恋も番も大充実です。
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
懲り懲りじゃなかった
あっという間に読み終えてしまいました。
獣人の番を題材にした作品、たくさん読んでますがこれもとても気に入りました。
ロベルトが抑制剤飲んだらどうなるかは期待通りだったし、嫁候補だったあの方はこうなるかな?と思ったらその通りだったし(これはそうあって欲しい希望もあったけど)期待を裏切らなくて良かったです。
続編とか出ないかなぁ
必然的
〈番〉という絶対的な存在との出逢い。そこにあるのは幸福ばかりとは限らない。
獣人の特色を生かしながらも人間味溢れたストーリーと小気味良いセリフ回し。
獣人と人間が共存する、ちょっぴりほろ苦く、甘い甘い後味を残す物語でした。
匿名
おもしろかったです。
いろいろと考えてあって、よくできたお話だなあ…と。
獣人って、その世界に没入するのにハードルが高いと思うのですが、最初から引き込まれて、一気に読めました。
ヒロイン、かわいいですね。
ダンナ様も甘くて素敵ですが、伏兵オットーに最後の最後で心を奪われました。
面白かった
全然本筋じゃないんだろうけど、頑張ってるヒロインが好きだし、職場で同僚たちと会話交わしてるのが良いわーと思いつつ読んだ。
社会の中に獣人がきちんと(?)存在して、それに対処するための薬だったり被害者の会だったりがあって、面白いと感じた。
短めのお話だから、展開が若干早目なところがもっと読みたかった。とはなったのだけど、面白く読みました。
他の作品だと獣人に番と認定されたヒロインが戸惑いながらも両想いになる・・・みたいな展開が多いですが、よくよく考えたら番の弊害って絶対にありますよね。だからこそ「被害者の会」とっても新鮮でした。そして、獣人の本能が抑制されている状態でも変わらず重ーーーい愛をぶつけてくれる旦那様はとっても信頼できますね。