【感想・ネタバレ】家康と正信 戦国最強の主君と補佐役のレビュー

あらすじ

徳川家康の陰のブレーンとして、その知謀を天下取りのために如何なく発揮した本多正信。79歳で没するまで、約40年という歳月を家康の頭脳の一部として送った彼は、まさしく真の補佐役だったといえる。三河一向一揆で主君に反旗を翻した男が、流浪の日々を経て帰参したのは、40代になってからであった。自らを不忠の臣とする思いを払拭できない彼は、その後は家康を主人としてではなく、師として仰ぐことを誓い邁進する。甲州計略、江戸の町づくりと家臣の知行割りなどに手腕をふるい、君臣の二人三脚は「水魚の交わり」といわれるまでにいたる。そして、豊臣氏から天下を奪い、徳川幕藩体制を盤石なものに築き上げていく。本書は、一度は背いた男を最高のパートナーにした主君と、献身的な忠誠で才能を遺憾なく発揮し続けた補佐役の生涯を、歴史に取材しつつ“組織と人間”の問題を描き続けてきた著者ならではの筆致で、みずみずしく描いた歴史小説である。

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Posted by ブクログ

徳川家康死去――・・・
誰もが、家康の右腕・本多正信は当然の如く家康に殉じて腹を切ると思っていた。しかし、正信には生きてやらなければならないことがあった。
正信が周囲に妬まれるほど家康の深い信頼を得るまでには、長く苦しい道のりがあった。

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2009年10月04日

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