【感想・ネタバレ】俺が戦った 真に強かった男のレビュー

あらすじ

ジャイアント馬場・アントニオ猪木の二大巨頭、ブロディ・ハンセン・ホーガンらレジェンド外国人レスラー、ジャンボ鶴田・長州力・藤波辰爾ら同世代のレスラー、三沢光晴ら四天王、武藤敬司ら闘魂三銃士、髙田延彦、北尾光司、小川直也、佐山サトル、現在のトップレスラー・オカダ・カズチカまで、誰よりも多くのレスラーと戦ってきた“ミスタープロレス”天龍源一郎。そんな天龍が、50年超の力士・プロレスラー人生を振り返って、実際に戦ったからこそわかる“真に強かった男”を、その対戦エピソードとともに初めて明らかにした、プロレス・格闘ファン垂涎の一冊。

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天龍最高

一番好きなプロレスラー天龍源一郎
天龍さんの思いや当時考えていた事、そして次の世代への言葉が熱かったです

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2023年01月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

今年読んだ本で一番痺れた。
馬場猪木の両者を身近に知るプロレスラーの証言として貴重だと思いました。
そして、最終章が素晴らしかった。手に取った方は最後までぜひ読み終えてほしい。

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2022年11月23日

Posted by ブクログ

天龍源一郎が語る、昭和・平成プロレス史的な一冊。40代後半~50代のプロレスファンとっては、記憶に残るシーンも多いことだろう。

「そうそう」と古い記憶をたどりながら、楽しく読んだのだが、意外だった記述がいくつかあった。

一つは、晩年のジャンボ鶴田と天龍の交流が続いていたこと。三沢光晴が全日本プロレスの社長に就いたとき、〈彼に電話したことがあって、「なんでジャンボが社長じゃ なかったんだよ」って聞いてみたんだ〉という。

もう一つは、ノアのリングで行われた三沢vs.天龍の一戦。個人的には、それなりにスイングした良い試合だった印象なのだが、当事者である天龍は違ったようだ。〈正直言えば、あの時三沢とシングルができてよかったという感慨はまったくなかった。(中略)アイツにとっても越えなきゃ いけない相手を一つ越えたというだけの試合だったんじゃないだろうか〉とか。鬼籍に入った三沢の意見も聞いてみたかった。

日頃、ブルーザー・ブロディを説明する際に、「オリジナルの必殺技を開発していない稀有なスターレスラー」と言っていたのだが、天龍はハンセンを〈間がないプロレスでトップを取った稀有なレスラー〉と評していた。若いプロレスファンと話すときに使わせてもらおう。。。

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2022年11月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

アントニオ猪木も喧嘩上等のストロングスタイルを貫いたが、天龍も65歳(!)で現役引退試合、対オカダ・カズチカ戦での歳の差38という親子の様な年齢差でガチンコ勝負を見せたのがすごい。
そんな天龍がプロレスラー最強が誰なのかを語る。また、自身の角界からの転職時の苦労や苦悩も語られる。
以下は私の備忘録。
・プロレスラーは、ロックアップ(両腕で組み合う)で相手の力量がわかる。組み合う呼吸、タイミング、くみあい方、力強さなどで、相手のセンスや実力、その日の体調などを感じ取れる。
・猪木と馬場のプロレス感の違い。新日は、リングに上がれば、自己責任で何をやってもいい。全日は、互いが研鑽したものを披露する場で、ストリートファイトではない。
・テリー・ファンクの侠気。人気急上昇のホーガンが全日プロレスを利用してファイトマネーを釣り上げようと画策しているという噂を聞きつけ、全日で外国人レスラーのブッキングを任されていたテリーは、ホーガンの定宿だった京王プラザホテルまで殴り込みに行った。(たまたまホーガンは外出中で不在)
・本当にあった道場破り。もちろん、素人相手に本気出して怪我をさせられないので、若手レスラーがスパーリングを兼ねて分担して対応。全日では、ターザン後藤、越中詩郎、若き三沢光晴。
・新日の闘魂三銃士(武藤、橋本、蝶野)、全日の四天王(三沢光晴、川田利明、小橋建太、田上明)
・仲間内では優しいが、一度敵に回ると冷酷非道なジャイアント馬場。全日を円満退団した天龍は、翌日から週刊プロレスでバッシングを受ける。後日、馬場社長が編集長のターザン山本にカネを渡して記事を書かせていた事実が発覚。
・全日プロレス道場最強だったのは、ザ・グレート・カブキ。新日では、山本小鉄。
・新人の面倒見が良かったのもカブキ。先輩風を吹かせたのが、渕正信、大仁田厚、百田光雄。
・ジャンボ鶴田、49歳での死去。しかも、マニラで肝臓移植手術中。
・頭脳的に最強なのが、ブルーザー・ブロディ、ミル・マスカラス、ハルク・ホーガン
・ハート最強なのが、テリー・ファンク、ディック・スレーター、シーク、ブッチャー、輪島
・技術的に最強なのが、猪木、前田日明、佐山サトル、三沢光晴、武藤敬司、オカダ・カズチカ
・肉体的に最強なのは、馬場、スタン・ハンセン
・人間的に最強なのは、カブキ、阿修羅・原、ジャンボ鶴田
・あとがき(寄稿文)は、天龍引退試合の対戦相手だったオカダ・カズチカ

最後に、筆者の略歴。
天龍 源一郎(1950年2月2日 - )は、日本の男性タレント、元プロレスラー、元大相撲力士。本名は嶋田 源一郎。福井県勝山市出身。身長189cm、体重120kg(力士時代は身長186cm、体重112kg)。血液型A型。所属事務所はMILLENNIUM PRO。エクセリングと業務提携している。多くの同年代レスラーが年齢とともに引退および前座でファンを楽しませる役割に回るなか、天龍は65歳まで第一線で活躍。日本のプロレス界において「生ける伝説(Living Legend)」として一目置かれる存在だった。
全日本プロレス:
入団とともに渡米し、ザ・ファンクスのもとで修行する。相撲時代のプロレスごっこの感触から多少はこなせる算段はあったが、全日本の道場でジャンボ鶴田のボディスラムを初めて受けた際に脱糞するかと思うほど衝撃を受け、大相撲で幕内まで昇進した天龍の自信は崩れ去った。そのさまを見ていた渕正信の「ねえ、プロレスは簡単じゃないでしょ。甘くないんだよ」という言葉は、天龍にとって40年以上経過しても忘れられないものとなった。現役選手だったドリー・ファンク・ジュニアは、1週間から10日に1度程度しか天龍を指導する余裕がないため、毎日のように電話で教えを乞うていた。天龍は、何かにつけジャンボ鶴田と比較するドリーの物言いを嫌ったが、ドリーは倒されることに抵抗がありプロレスに適応できなかったアントン・ヘーシンクの指導に苦心した経験から「プロレスは投げられても負けじゃない。相手に身をゆだねることがスタミナを温存するポイントだ」と諭すように教えたという。ドリーの指導が受けられない間は腹筋ローラーやブリッジで体を鍛えたといい、このトレーニングのおかげで現役を長く続けることができたとプロレス引退後に振り返っている。
WAR:
SWS崩壊後の1992年6月28日、天龍はWARを設立して新日本との対抗戦に活路を見出した。反選手会同盟と熱戦を繰り広げ、12月14日に越中詩郎を、1993年になると1月に長州力、2月に木村健吾、6月と8月に橋本真也、9月に蝶野正洋、同じく9月に馳浩、12月に藤波辰爾を全てシングルマッチで破った。また、WAR時代にもWWFからの要請により1993年および1994年のロイヤルランブルへ出場、1994年の試合では残り5人まで生き残った。
1994年1月4日、東京ドーム大会にてアントニオ猪木からピンフォール勝ちを収める。これにより天龍はB(馬場)、I(猪木)の双方からピンフォール勝ちを収めた唯一の日本人レスラーと呼ばれることとなった。
フリー:
1998年2月からフリーとなり、女子プロレスラーの神取忍とも対戦した。1999年12月10日、大阪府立体育会館で行われたタイトルマッチにて武藤敬司を破りIWGPヘビー級王座を獲得、ベイダーに続く史上2人目の全日本・新日本国内2大メジャーシングルタイトル制覇を達成した。2000年、全日本での選手大量離脱による経営危機もあって全日本に復帰。第26代および29代三冠ヘビー級王座に輝いたほか、2001年のチャンピオン・カーニバル優勝、安生洋二とのタッグで第44代世界タッグ王者となるなど活躍を見せた。
2022年6月24日、天龍の現役時代に元WARのフロントやマネージャーを務めた妻と死別。肺がんの療養中だったという。9月2日、広範囲にわたる頸髄損傷のため「突然死のリスクが非常に高い状態である」との診断を受け入院中であることを明らかにした。正式な病名を「環軸椎亜脱臼に伴う脊髄症・脊髄管狭窄症」と公表。2か月間は頸椎を固定する「ハローベスト」を装着しリハビリに努め、2023年1月には自宅に一時帰宅するなど回復傾向を見せた。同年2月12日、新木場1stRINGにて天龍を支援する興行『天龍祭~天龍源一郎AID』の開催が決定。また同月19日の日本プロレス殿堂会主催イベントの来場へ向け、リハビリを続けていた。しかし、同年2月11日に敗血症性ショックのため緊急手術を受けたと天龍プロジェクトが公表。数日前から発熱や血圧の低下が見られ、緊急性の高い状態であると判明し、緊急手術には成功したものの集中治療を受けている状態とされた。6月時点では主治医の許可を得て週刊誌系インターネット記事の取材に応じられる段階まで回復した。6月22日、退院、現在もリハビリ中。(Wikipedia)

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2025年04月23日

Posted by ブクログ

プロレス好きは「本当は、だれが一番強いのか」で盛り上がる。
「あーだ、こーだ」と語り合うこと自体が楽しいのだ。

本書は、肉体的に強い、人間的に強い、ハートが強い、など多方面から強さを論じている。
各章に登場する主なレスラーはこんな感じ。
1章:頭脳  ブロディ、マスカラス、ホーガン
2章:ハート テリー、輪島
3章:技術  猪木、佐山
4章:肉体  馬場、ハンセン
5章:人間  カブキ、鶴田

何かに「強かった男」を語っているのであって、マジで戦ったら「一番強い男」を語ったものではない。
天龍がいろんな視点から見た、本人にとって印象の強いレスラーを語ったものだ。

そもそもが、プロレスという競技は体力や技術や駆け引きで勝ち負けを競うスポーツではない。
超一流のプロレスラーとして必要なことは、お客が何を求めているかを感じ取り、期待どおりに演じることができること。

一人では演じられないので、対戦相手との相性の善し悪しが生じる。
特にブロディとマスカラスは相性が悪く、互いに相手の見せ場を作らせない戦い方をするので仲も悪かったようだ。
スカイハイで有名なマスカラスは関節技や極め技も強く他のレスラーに一目置かれていたことは初耳だった。

猪木は佐山(初代タイガー)の実力を認めていたが、天龍も戦って技を受け凄さを感じていた。
あと確かに記憶にないが、天龍は前田日明とは戦っていなかった。

天龍は馬場と猪木からフォール勝ちした選手として名前が挙がるが、本当に勝ったとは思っていないようだ。
対猪木戦では試合開始早々にスイーパーで失神させられており、本来ならこの時点で負けだ。
対馬場戦では決め技のパワーボムで3カウントが入ったが、本当は返せたんじゃないかと疑っている。

勝ち負けよりも、戦いの物語を創り出しファンを楽しませるのがプロレスだ。
天龍がこんなレスラーと戦ってきたというプロレス人生を簡単に振り返ってみたという内容です。

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2024年03月12日

Posted by ブクログ

なんだろ。
大体昭和プロレス系の本て面白いんだけど、なんか、ちょっとなあって感じだった。
多分だけど、不器用な天竜さんから、言葉とか引き出せなかったんじゃないかな。
テーマも絞れてない。
外から見てるのとそんなに印象が変わらない。
分量が薄い。

一番泣いたのは、奥様とのエピソード。

天龍源一郎の人生に絞った方が良かったんじゃないか。

カズチカのコメントは、いらね。

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2023年06月22日

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