あらすじ
「寝ても覚めてもきみのことしか頭にない」
人の恋心が聞こえる力を持ち、縁結びの謝礼金で家計を支えるリディアの元に、王弟ジャスティンの結婚相手を探せと依頼が。舞踏会に向かい王弟に会うと、何と彼は夢の中で会っていた美しい男性と同じ人物だった。「きみを何度も夢に見た。運命としか思えない」熱烈にリディアを口説くジャスティンだが、身分差に周囲の視線は冷たい。しかし彼は、彼女に住み込みで仕事の補佐をしてほしいと迫り!?
書き下ろし番外編も収録!
※こちらの作品にはイラストが収録されています。
尚、イラストは紙書籍と電子版で異なる場合がございます。ご了承ください。
感情タグBEST3
リディアを手に入れたいジャスティン。いろんな手で誘惑しますが、それにリディアは流されすぎでは?というぐらい簡単に何でも許してしまいます。でも、それが不快にならないほどのジャスティンからの溺愛と嫉妬が清々しい。
Posted by ブクログ
夢の中での逢瀬で、最初から両想いのリディアとジャスティンだけれど、身分差が大きな壁に。
周囲から全く認められないし、リディア自身が身分差を気にして素直にジャスティンからの好意を受け止めきれないという。
ゆえに随分もどかしい思いをした。
その割に初手蜂蜜プレイなんていうマニアックなシチュに走ってきて驚きもしましたが。
いやいや、そうはならんやろ!と思わずツッコミ入れてしまった。
表紙に全くその要素はないけれど、もふもふマスコット(正確にはクマのぬいぐるみの姿をした妖精)が登場。
出番も結構多め。
二人の夢での逢瀬も、この妖精のお陰。
個人的にヒーローの出番を食いかねない喋るもふもふマスコットが苦手なので、うわっとなってしまい申し訳なかったけれど、お陰でお話的ラスボスの説得にも成功したのでよかったです。
このラスボス、何回も破滅展開に持ち込めたのに、毎回許してしまうリディアの優しさよ。
イコール作者さまの優しさでもあるのかも。
改心後のキャラの代わり様もびっくりしたし。