あらすじ
つるの剛士さん推薦! モノが原因で3人に1人が「離婚危機」!? テレビで話題の整理収納アドバイザーが、家族・夫婦の悩みを「片づけ」で解決します。「リビングで仕事できない」「子供が片づけない」「妻の洋服が減らない」……。モノが原因でパートナーと言い争いになるケースは少なくありません。「モノが原因で3人に1人が離婚を考えた」というデータも存在します。でも、大丈夫です。価値観の相違は避けられなくても、ギクシャクした人間関係は「仕組み」で解決できます! 本書では、収納サービスの会社でデータ解析の仕事をするなかで数十万人の所有物と住まいに関する情報に向き合ってきた整理収納アドバイザーが、人間関係が好転する「片づけメソッド」を紹介。ヒアリングを通して浮かび上がった家族・夫婦の悩み32をズバッと解決します。紹介するメソッドを行うにあたり、何かを買い足したり、自分を変えるために気合を入れたりする必要もありません。“たったワンアクションで”家庭も、仕事もうまくいく、単身者にも役立つ片づけ術をぜひお試しください。
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Posted by ブクログ
片付けは精神論ではなく機械的なスキル。
具体的な方法(インテリアの飾りは無くして一時置きのなんでもカゴを置くなど)で、とっつきやすく片付けが苦手な人にも片付けを促す本。
人に片付けさせようという本なのは新しく、夫婦関係の悪化が部屋の汚さであればそれは解決できるんだよというメッセージ、題名は素敵。
一方で出しっぱなしにしていたら証拠写真を撮り、その写真が3枚溜まったらペナルティを作るなどは、片付けしたい側に寄った意見で、別に出しっぱなしでも気にならない方からするとストレスだなぁと思った。
Posted by ブクログ
前作に引き続き、このタイトルは秀逸。
ケンカの原因はモノ。
と、あったが、本当にそのとおりだと思う。
私の特性なのかもしれないが、家族にイライラする原因、ケンカしだす原因は、ほぼ散らかった部屋のせいだ。
片付いた部屋で家族全員がそれぞれの夢を叶えることを目標とし、「この部屋でどんな風に過ごしたい?」「片付けたらこの部屋で何したい?」と問う。そして、家族や部屋のせいにしない仕組みを、家族とのコミュニケーションを通して叶えていく。
そのプロセスが大事だそうだ。
昨日も、物を元に戻してくれない家族とケンカしてしまったが、それぞれに使い勝手が悪い点を上げてもらい、改善が進んだ。一人で抱え込むのではなく、どうやったら家族も綺麗にする意識が高まるか考えながら、少しずつ改良を進めていくことが、結局は近道なのだと思えてきた。
毎週1改善を目標に、継続的に片付けていこうと思う。
Posted by ブクログ
▼メモ(抜粋)
・P61:ローリングストックの管理は、賞味期限の一カ月前にスマホのリマインダーをセット
・P103:家事を抱え込み、片づけられない状態で、罪悪感に苛まれている妻に対して、夫からの「なんで片づけないの?」というひと言は、深い傷を与えてしまうでしょう。自分の私物しか管理していない夫が、自分のほうが片づけが得意だと思うのは錯誤です。まずは、夫婦の家事分担を見直して、ドラッグストアで買える日用品の管理は夫が行うなど、妻が管理するカテゴリを減らせないかどうかを話し合ってみてください。
・P210:「持ち物が多い・少ない」で不平等なスペース分をせず、スペースを平等に分けること。
・P210:マンションの共用部である廊下にモノを置いてはいけないように、テーブルの上や洗面台、床の上など共用スペースに私物を置くのは一切禁止です。家族のモノを見つけたら個人のスペースに投げ入れておきましょう。自分のスペースがモノで浸食され、たいせつなモノの保管環境が悪化することに耐えられなくなっていくはずです。
・P257:取材の中で課題として感じたのが、「捨てろハラスメント」です。家族間で片づけの能力に差がある場合に、「あいつは根本的に片づけられない」「捨てらればいいものをため込んでばかりいて話にならない」など、強い言葉・表情でパートナーをなじる姿を何度か見てきました。片づけは機械的なスキルの一種であり、人格とは一切関連性がありません。片づけが出来ない人は、家庭でやり方を教わらなかっただけ。実は片づけ能力はそういう方こそ、伸びしろがあります。