あらすじ
本邦初、オートキャンプではなく登山・ハイキングで使用するハンモックのハウツーブック。
ハイキング用のハンモックは200gを切る驚異的な軽さのうえ、手のひらに収まるほどのコンパクトさ。
ロープワークの知識も必要ない簡単設営。
ウルトラライト志向のハイカーにはこのうえない強力な相棒となるはず。
本書ではアメリカのロングトレイルで進化を遂げたハンモックハイキングスタイルを、日本の山岳環境に合わせた形でハウツーをわかりやすく、実践的に解説します。
■内容
第1章 suggestion なぜハンモックハイキングなのか
第2章 basic ハンモックの基礎知識
第3章 howto 設営の手順と基礎知識
第4章 field 設営場所の探し方
第5章 gear 必要な装備の考え方
第6章 advance 使い方のアレンジ方法
第7章 FAQ ハンモックの疑問
■著者について
二宮 勇太郎(にのみや・ゆうたろう)
三鷹のUL系登山用具店「ハイカーズ・デポ」二代目店長。
2012年にアメリカの「パシフィック・クレスト・トレイル」を踏破した後に、下山先の街中で憧れのハンモッ
クに出会ったことをきっかけに、ハンモック登山を始める。
それから魅力にどっぷりはまり、イベントを通してハンモック登山の楽しみを多くの人に伝えている。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ハンモックでの山旅に新しい可能性を感じる。
キャンプでハンモックを使おうと思って持って行っても、キャンプ場によっては木が生えていないところが多い。
特にオートキャンプ場。
ハンモックは持ってはいるけど、使いどころがないと思っていたのだ。
本書では、ハイキングに積極的にハンモックを使うことを推奨している。
日本の山は2000mの森林限界を越えなければ、木々が生えている。
そして、山でハンモックを使うことは、許可されてもいないが、禁止されてもいない。
よって、グレーである。
かつて野宿をしまくっていた(今もたまにしている)俺には、山旅の途中でハンモックを吊って好きなところに寝るのもアリではと思ってきた。
それができれば、小屋の場所やテン場を気にせずに行けるところまで行けるのでは。
さすがに冬にやるのは寒いから、暖かくなってきたら試したみたい登山スタイルだ。
Posted by ブクログ
沢登りやクライミングにハンモックが有効だということは前々から考えていたところに山と溪谷社より惹かれるタイトルのものが!
内容は知ってること(興味を持って調べたら探せること)も多かったが、著者の経験からくる内容も含まれており大変勉強になりました。
泊まる場所などグレーな話も含んでいましたが、グレーであるからこそマナーが大切という表現は素晴らしく、読んでる人全員に伝わって欲しいなと感じました。
クライミングやMTBなど登山と比べると人口も少なくマイノリティになっているものと似たジャンルなので、ちゃんと伝わるかどうかだけが心配です。
ULハイカーの先導者の本なので、ただ人口が増えるきっかけにならないことを祈ります。
内容は丁寧で分かりやすく、しっかりしたガイド本といった感じなので星3です。
Posted by ブクログ
ハイカーズデポのホームページに出てから若干気になっていた本作。
本屋で見かけてしまったので、結局我慢できずに購入(笑)
「ハンモック」という全体像を学ぶという意味でとても良い一冊だったように思う。
それこそ、歴史から使い方の注意点まで体系的に書かれている。
知らなかったこともあったし(一般的な登山者には見つからないような配慮が必要、アウトドアへの適用は比較的最近の出来事等)、逆にうっすらそんな気はしてたけど核心に変わったところ(やはりハンモックは環境が限定された道具等)もあり、総じて読んで良かった。
何となく、今の自分のスタイル・嗜好から考えるとキャンプの一つ別の形として楽しむ使い方かなぁ…という感覚。
一式は学べたと思うので、あとはやってみるだけか…まずは、キャンプから( ̄∇ ̄)
以下、ざっと思ったことを羅列。
12、ハンモックを使う理由は、いつでもどこでも安定した寝床を確保できるから
23、歴史が面白い、意外にアウトドアへの展開は最近で1999年、ヘネシーハンモックが祖
30、実はいろんなタイプがある
49、設営方法について、まず大切なのは、①浮いていること、②たるんでいること、の2点
視点は3-4.5m、両手の幅=身長で測る、歩数は体調と場合によるのでやめた方がよいのかも…水平の位置に両端をはること、たるみは30度に人差し指と親指で測る、ハンモックの高さは70-80で乗る前の状態で立ったときにお尻のやや下に、椅子として使う場合はつかない範囲で好みの高さに、最後に調整、高さ→サス位置、たるみ→サス長さで調整、落ちないようにハンモックの中心にお尻をおくことを意識する、乗り方、布地を広げて真ん中を把握、真ん中に尻置いて座る、その後に腰から肩にかけて布地が覆うように生地を広げる
こないだ設営したときは乗りにくかったので少し高かったのかと
→写真で確認したらこないだよりも明らかに低い、座って無理なく膝が曲がる&ギリギリしたにも付いていないという感じ、次回は意識する
51、ザックを吊るすって発想もあるのか
80、登山ハンモックは、他のハイカーに見つからない配慮が必要、そんなジャンルなのか…と、そこは初耳、オブラートに包んで書いてるけど、慣れてない人とのトラブルとか色んなことがあるんだらうなきっと…笑、登山道から100mまで、歩数で150歩くらいで
85、地図読みでの場所の見つけ方、等高線で読むよりも植林を地図から読む、が大切
87、ハンモックの限界は本州では2300mくらい、高山帯の木だと視点が確保できない、夏は涼しいところに、冬はあったかいところにがコツ
88、ハンモックはテントの代用にはならない、あくまでも今まで行けなかったところを拡張させて可能性を広げるもの
102、このページ参考になる、ハンモックの寒さについて
・風が吹く分寒さに弱い、たしかにそうか、温度だけじゃなく伝熱の影響もあるのか、理屈にも合う、その分地面よりも不利になる、たしかに
・ハンモックは断熱性や保温性は担保しなくても良い、たしかにそうか、というかこうやって機能を分解して考えると分かりやすいのかも
夏場、硬さを和らげる
→ハンモックはそれだけで良い(マット不要)ため、重量的にハンモック有利
冬場、硬さを和らげる、断熱性
→ハンモックも断熱性でマットが必要になるため、大きな重量差は生まれない
・単体仕様は夏場が基本、気温が20-23℃が目安らしい
105、スリーピングシステムの違い
①シュラフ&マット
→万一ハンモック設営できなかった場合でも地面にそのまま寝るで確保できる、コレありかも、当たり前だったので意識していなかったら、あとマットをT字にする方法もあるらしい
②トップキルト&アンダーキルト
→アンダーキルト使えばこっちの方があったいのかも、ハンモック独特でコレしかできない、まあでも汎用性ない(ハンモック晴れなかったら終わり)、重い、高いなので今のところはないかな…
113、タープの大きさ目安、全長300以上、幅は200以上
116、ハンモックに特化したタープも存在する、アシンメトリひし形、ドア付きとか、面白い、使う機会は無さそうだけども…笑、あと読みながら思ったけど、ニンジャタープの使い方を広げにいくのもやっぱり面白そう、あっちはあっちで極めに行きたい
119、タープ設営の種類、セミカウボーイいいかも、雨降って来たらすぐにペグダウンして逃げれるらしい、良いかも、無かった発想
130、ハンモックの捉え方、タープ泊施設の一種と捉える、あと弱点を補う方法も参考になる
138、バグネットの効果は就寝時のみ、テントみたいに料理は作れない
今まで読んできて、あくまでもハンモックはやっぱり遊びだなと、ガチ登山はやっぱりテントの安定感に勝らないと感じた、色々と不都合があるのは圧倒的な事実、宿泊施設の整地されていないようなエリアに入るときにのみ有利になる可能性もあるのかなという感じ
<内容(「BOOK」データベースより)>
本邦初、オートキャンプではなく登山・ハイキングで使用するハンモックのハウツーブック。
ハイキング用のハンモックは200gを切る驚異的な軽さのうえ、手のひらに収まるほどのコンパクトさ。
ロープワークの知識も必要ない簡単設営。
ウルトラライト志向のハイカーにはこのうえない強力な相棒となるはず。
本書ではアメリカのロングトレイルで進化を遂げたハンモックハイキングスタイルを、日本の山岳環境に合わせた形でハウツーをわかりやすく、実践的に解説します。
■内容
第1章 suggestion なぜハンモックハイキングなのか
第2章 basic ハンモックの基礎知識
第3章 howto 設営の手順と基礎知識
第4章 field 設営場所の探し方
第5章 gear 必要な装備の考え方
第6章 advance 使い方のアレンジ方法
第7章 FAQ ハンモックの疑問