あらすじ
幸運と不運、成功と失敗。すべては事前に決まっている。だから、苦しむ必要はない。――前著『未来は決まっており、自分の意志など存在しない。 心理学的決定論』を刊行し、読者の皆様の多くから「自由ではないからこそ、生きていられる」という声を多数頂いた。本書では、私が心理学的決定論を信じるに至った科学的な論拠ではない部分、個人的な考えを自由に書いた。生い立ちなど個人的な背景についても少し書かせてもらった。
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Posted by ブクログ
「最初からこうなることが決まってたみたいに」
ミスチルもそう謳った心理学的決定論
著者が救われてきたように、読者も救われる
「偶然を運命と捉えることが利他の始まり」と説く幾つかの本に深く頷くが、この本はさらに深い考え方を教えてくれた気がする。
あの映画も小説も漫画も、心理学的決定論で考えたらこう読み解けるよ、という提示がとても良かった
僕は精神疾患で苦しんでるわけではない(と自分では思っている)が、それでもこうやって世の中を見渡すことで得られる視点は大きいと感じた
まさか、大好きな映画「グッドウィルハンティング」と、マイケル・サンデルの「実力も運のうち」が繋がってるとは思わなかったよ笑
Posted by ブクログ
心理学の棚にあったので、難しい内容かと思ったらそうではなかった。いや、書いてあることは難しいのかもしれないが、とてもわかりやすい表現や口調で書かれていてとても読みやすかった。
「自分はなぜ存在するのか、存在していてもいいのか」という筆者の問いと読者の問いがマッチした作品だ。