【感想・ネタバレ】薄れゆく境界線 現代アメリカ小説探訪のレビュー

あらすじ

ポストモダンと呼ばれる時代、さまざまな境界線が薄れ、あるいは正当性を問われ、引き直されてきた。そうした境界線をめぐる攻防の結果としてアメリカ小説が多様化してきたこと、そしてその多様性に「小説」の可能性があることを示唆できたとすれば、本書の目的は果たせたと思っている(第26章より)。グローバル化で「アメリカ」自体の輪郭がぼやけていくなか、近代の産物たる「小説」はどう時代と社会に応接してきたのか――「自由の国」を考察するための新しい「見取り図」。

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Posted by ブクログ

前半のマッカラーズ、マッカーシー、ケルアック、ブローティガン辺りの話はついていけたのですが、後半のアジア系、チカーノ、カリブ系などは未読の本が多く、読んでみないとわからないなと思いました。
新潮クレストブックスなどで新しめのアメリカ文学が読めそうなので、頑張って読みます。
そして改めて「境界線」の意義について考えたい。

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2023年06月04日

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