あらすじ
「幼少期に親から『何やってもダメね』『どうして迷惑ばかりかけるの!』などと否定されて育ち、成人した今も自分に自信が持てない」「親の顔色を伺い、ずっと親の指示に従ってきた」「高齢の母親が自分にベッタリ頼ってきて重い」「親の立場になったものの、自分が毒親になってしまわないかと不安」……など、大人になってからも親との関係に悩んでいる子どもは少なくありません。
本書では、今までに4万人の悩みを解決してきた「大人の親子関係相談」に特化したカウンセリングのプロが、相談事例のなかでもよくあるエピソードを挙げながら、親との間に「境界線」を引くことの大切さ、境界線の具体的な引き方、自分の人生の歩み方、心のケアの仕方などを詳しく解説。
親との苦しい関係を終わらせ、自分の人生を生きる方法がきっと見つかります!
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Posted by ブクログ
「心が不健全な親」
・不健全な親は干渉する
・健全な親は子を対等に見るが、不健全な親は下に見る
・健全な親は子どもに考えさせるが、不健全な親は意見を押しつけて否定する
・健全な親は子どもの成長に責任を持ち、不健全な親は見返りを求める
徹夜一気読みでした。あぁ、ニコの親はまさに「不健全な親」。
嫌いなあまり早死にを願ってしまう、自分が嫌でした。
本書を参考に、適切に離れていきたい、と思います。
Posted by ブクログ
父と昔から馬が合わなくて、そんな父が最近ボケてきたらしく、親戚から、もっと気にかけてあげて的な内容の長文LINEが来るようになり、うんざりしていたところ、本屋さんで偶然この本を見つけた。
この本を読んで、父とは仲良くはできないけれど、でも子どもに干渉したり依存したりしないところは、精神的には健全で、問題があるのはむしろ干渉してくる親戚の方だということに気付いた。
父方の祖父母は、子供の将来にレールを引く問題のある親だったんだなと思った。
父のことは、自分のことしか考えてなくて嫌いだったけど、父も親に価値観を押し付けられながら生きてきてそれが嫌だったんだろうし、今はその反動で自分の好きに生きたいんだなと理解できるようになった。
干渉してくる親への具体的な伝え方も書いてあり、この本を参考にして、親戚に伝えたら、効果があったみたいで引き下がってくれた。
「自分の好き嫌いの価値観で決めていい」、「親をかわいそうと思わなくていい」など、救われる言葉も沢山書いてあって、メモを取りながら読んだ。
父と合わないことが多くて、私は今まで、父に、こういうのは嫌だとかはっきり言ってきて、言った後にかわいそうだったかな…と悩んだりしてきたけど、そんなふうに思わなくて良いんだと思えて救われた。
親の人生は親本人が責任を持つべき。
親子でも、価値観が違うのは当たり前。
人が幸福感を得るために必要なのは、自分の価値観で生きること。
家族であっても、それぞれ自分の思ったとおりに生きればいい。
本当に、読んで良かった本。