【感想・ネタバレ】いい子をやめれば幸せになれるのレビュー

あらすじ

5つのステップで親から押しつけられた価値観を捨て、自分の人生を生きる
いつも頑張っているのになぜか自分に自信がない。どんなに恋人に尽くしても振られてしまう。他人への評価が極端。「どうせ自分なんて」と謙遜する一方で、だらしない人を見ると許せない──こうした生きづらさを抱える人が増えています。
それは子どもの頃から「いい子」になろうと努力しすぎてきたせいかもしれません。親から与えられた「いい子」像から自由になり、あなた自身の人生を生きるために、具体的なヒントと実践ワークが満載。
自分を縛っていた信念から自由になり、自己肯定感を取り戻しましょう。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

一言で表すとしたら「頑張り屋さん」

いつだって周囲の人に気を配り、自分の本心を隠し、大切な人の期待に応えるためなら自分の気持ちを押し殺すことだってしますよね?

そして、そのくせ自分のことを「なんの取り柄もない人間」だと感じてるのではないでしょうか?

でも、周りはそんな風に思っていません。
本当のあなたは「もともと才能があり、努力もしてきた人」なのです

それにもかかわらずいつも自分のことを「まだ頑張りが足りない」「私はダメだ」などど責めてしまいつらくなっているのです。

■信念について
あなたの行動を決定する「信念」

なぜ仕事にいくのか?
なぜその場所に行くのか?
なぜ今この本を読んでいるのか?
→信じているから。

信念を書き換える5つのステップ
①自己肯定を高める
②箱の法則
③自分の人生を生きるとは
④甘えのすすめ
⑤あなたを信念を開放する

テーマ
①②は依存からの脱却
③自立
④相互依存の形成
⑤ブレーキの解除


心理学者ウェリアムジェームス
心が変われば行動が変わる
行動が変われば習慣が変わる
習慣が変われば人格が変わる
人格が変われば人生が変わる

信念-思考-行動-結果サイクル



■自己肯定感を高める
自己肯定感とは、素のまま・ありのままの自分に対して「私は私のままで大丈夫」「I am OK」と言えること


恋 〇〇だから好き
愛 〇〇だけど好き

条件付きの愛
〇〇であるなら好き
成績が良ければいい子
人前で親に恥をかかせなければいい子


自己肯定感を高める=自分を愛すること


自分の長所を探すのは、愛ではなく恋
〇〇だから好き

人は「自分が他人を見ているのと同じように、他人は自分を見ているはずだ」と考える特性がある
=他人に対する否定的な信念が、自分に対する否定的な信念を生み出す

自分を愛するためには、まず他人を愛すること


みんな誰しも自分の中では懸命に生きている
✖︎〇〇だから認めてあげる
◎〇〇だけど認めてあげる


後悔するのは、過去の行いに対して。
未来の目標に向かって進んでいる人は後悔という概念はない。
極論、後悔=今暇なんですという状態に過ぎない


■箱の法則
類似性の法則
人は自分と意見や価値観が似ている人を好きになる

「自分のことが好きになれない」の類似性
=「私のことを大切に扱わない」「私に対してダメ出しばかりしてくる」こうした相手に落ち着きを覚えてしまう。

「いい子」というのは誰にとって?
親か先生

自己肯定感の不足とは、長年親の顔色を窺いながら親の期待に沿って行動してきた結果であり、「自分は相手の期待に応えなければ愛してもらえない」という信念。


・マスト思考
全ての物事には「〜すべき」という絶対的なルールが存在するといった極めて強力な信念。

・極端マインド
常に自分を◎か✖︎かだけで評価してしまう


箱の法則
=他人を整理するための箱

大好き・好き・普通・嫌い・大嫌い

敵・味方
→条件付きの愛で育てられると◎か✖︎かのみになる
→人間不信になるとまず敵の箱に全員入れる



■自分の人生を生きる
Aという出来事のせいでこうなってしまった

Aという出来事はあったけどこうなれた

自分の人生は自分で創り上げていくことができる
自分の人生は過去からも、そして他人からも干渉を受けない

真面目
真剣であること、本気であること
誠実であること
⇆反対語:手抜き・適当

何に対して真面目なのか?
心理学的な観点からすると、自分の目標に対して本気・真剣であること=真面目
※人によって変わる

マスト思考からウォント思考に変える

愛してもらうために頑張り続けてきた結果
「私は"自分のやりたいこと"をしても愛されない。やりたいことを探す価値もない。」という信念を持ってしまう。


世の中に無理なことなど1つもない


責任=responsibility(反応+能力)
自分の反応を自分でコントロールできる

人は誰しも自分の目的のために向かって生きており、目的を達成する手段を変えさせることはできても、目的そのものを変えさせることは極めて困難

他人の行動についてなぜ?と思ったときには、相手の気持ちがわからないと悩むのではなく、自分は相手の目的を理解できてないと考えてみる。



■甘えのすすめ
条件付きの愛という鎖を断ち切り、自分の人生を生きる。こう決意した次に取り組むべきことは。

あなたが本当の意味で強くなること

自分は弱い。だから頼れる人をたくさん作ろう。
と考え、方法を学び、実践すること。


信じていたのに
→信じることで安心を得たい自分のために
 裏切られたというのはある種の被害妄想

尽くしたのに、、
→自分は無償の愛を求めながらも、相手には条件付きの愛を与えていた。
→この世には無償の愛が存在するという信念


人間の心理ニーズ
・鏡対象
┗自分自身を写してくれる鏡
褒めて欲しいところ、気づいていない自分の長所などを伝えてくれる人。
相手からかわいいと思われる存在になること。反対は無礼者。
・理想化対象
┗この人がいれば大丈夫と思える相手
父親のような相談できる存在
・双子対象
┗趣味や性格・価値観が似ている相手



■あなたの信念を開放する

妨げる3つの罠
①結局私は変われないという思考
┗一つでも変化できたことを見返す
②自分にはやりたいことがない
┗メメント・モリ(死を想え)
残り30日しかないとしたら何を思い、何を行うのか
人はなんのために生きるのか
→好きな人と好きなことをたくさんするため
③〇〇がないからできない
┗本当に好きなこと・人のためなら時間を作る
┗やらない自分へのできない理由の捏造


私たちはいつでも、変わりたい自分と変わりたくない自分を抱えている

変わるメリットもあるが、変われた自分に生じるデメリットもある

人は自分の中の「前提」から外れた事態が起きると怒りの感情が出てくる


世の中に間違った考え方はない。
でも、正しい考えとは、あなたにとって大切な人が増えていく考え方である。

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2021年04月03日

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