あらすじ
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後ろに誰かいる気がする、何か音が聞こえる、誰もいないはずなのに気配を感じる……。
妖怪は水木しげるによって視覚化され、いまではキャラクターとしていろいろなメディアで流通している。他方、夜道で背後に覚える違和感のように、聴覚や触覚、嗅覚などの感覚に作用する妖怪はあまり注目されてこなかった。
日本や台湾の説話や伝承、口承文芸、「恐い話」をひもとき、耳や鼻、感触、気配などによって立ち現れる原初的で不定形な妖怪を浮き彫りにする。ビジュアル化される前の妖怪から闇への恐怖を思い出すことで、私たちの詩的想像力を取り戻す。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
タイトルに魅かれて、手にした本。
かなり専門的な、学術的な本だった。
「妖怪」を真面目に研究して、できた本。
柳田 國男、水木しげる、などの話は楽しかった。
台湾にまつわる妖怪の話では、
「千と千尋の神隠し」のアニメを思い出した。
Posted by ブクログ
五感から生まれる妖怪について書かれてる。べとべとさんなど、確かに!と思えるものも多くて楽しかった。妖怪を知ることがさらに楽しくなる。台湾の妖怪事情も興味深い。