あらすじ
独立したばかりのデザイナー・塚本は、仕事で活版を起用するため、活版印刷を営む中島印刷を訪れる。
そこで出会ったのは、腕はいいがデリカシーのない元ヤンの活版職人・瀬戸だった。
頑固で職人としてのポリシーを貫こうとする瀬戸と、絶えず衝突してしまう塚本。
しかし、情熱を持って活版に向き合う瀬戸の姿にだんだんと惹かれていく――。
そんなある日、中島印刷に大きな仕事が舞い込んでくる。
その依頼主はなんと、塚本の元恋人・副島で……!?
※この作品は単行本版『この恋は運命じゃない』に収録されています。重複購入にご注意ください。
感情タグBEST3
読み応えのある一冊
活版印刷工とデザイナーという組み合わせが新鮮でとても面白く読みました。
二人とも自分の仕事に真っ直ぐで一生懸命なところがいいです!
あと登場人物がいちいち濃い!そして魅力的!これ他の人で話が作れるんじゃ…と思っていたら
副島社長のスピンオフありましたね→「副島社長にはセフレが5人いる」
レオさんも「山田BL」に出ていたし、おじいちゃんやリチャードの話もどこかにあったりして、笑。
活版印刷工房という自分には馴染みのない仕事風景が垣間見れたことも収穫でした。
1話だけでも短編小説を読んだかのような満足感でした。フリーランスの気持ちもわかるし、いいなと思った人が異性愛者だったときの切なさとかとてもぎゅっとします。