【感想・ネタバレ】新版 レミは生きているのレビュー

あらすじ

第二次世界大戦後、「混血児」を救う「レミの会」を結成した平野威馬雄は、自身もまたアメリカの父と日本の母の間に生まれた。「レミ」とは、僅かな時しか共にいられなかった父から贈られた子供時代の愛称だった。「日本人」って、誰のこと? 日本を愛しながらも差別を受ける少年・イマオは、葛藤とともに成長をする──。魂に問う珠玉の自伝小説、復刊。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

戦前から「あいのこ」と差別を受け続けた平野威麻雄氏の、胸が張り裂けそうなほどくるしい記憶たち。無邪気に(!)マイクロアグレッション(自覚なき差別)を行っているひとりびとりが、身に沁みて読むべき実感が詰まっている。ひとつひとつの思い出すべてに悲しみと、心底からの悔しさが詰まって感じられた。日本はいつまでばかばかしいレイシズムを子どもに吹き込み、傷つけ合いをさせるのだろうか。入管や、『半分兄弟』などにもあらわれる問題の根を、いい加減掘り下げて、きちんとなくしてしまわないといけないだろう。

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2024年04月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

昔の混血児に対しての扱いに悲しくなった。平野レミのおじいちゃんがこんなにすごい人だったとは知らなかった。最近、ばけばけでラシャメンに対する酷い扱いを知ったので、この本と繋がった気がした。

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2025年12月03日

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