あらすじ
『妻が口をきいてくれません』(第25回手塚治虫文化賞「短編賞」受賞作)の野原広子が、離婚後の家族に切り込む。大反響のウェブ連載を経て待望の書籍化。妻が書き置きのみを残し、娘を連れて家を出た――。山本タカシ、スーパー勤務、バツイチ、ひとり暮らしの42歳。離婚して10年、当時7歳だった子どもに一度も会えず、元妻とどこに住んでいるかも連絡先もわからない。この家族にいったいなにがあったのか。離婚後の家族の問題に切り込むコミック。
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おじさんの恋ばなと思ったら?!
かなり家族の苦しく悲しい物語でした。
野原広子先生のかわいらしいタッチの絵でヘビーな内容がマイルドに感じますが。
登場人物のそれぞれの立場からの描写があり、善悪では決められない家族の関係がありました。
悲しく切ない話ですが、最後には少しホッとする感じで終了します。
涙が出ました
お父さんとお母さんの間に何があったかはわからないけど、お父さんのさくらに対する深い愛情に感動しました。さくらも、お父さんへの思いを、母の無言の洗脳により封印していたこと。本当はお父さんに可愛いがられていたことを覚えていて、会いたいという気持ちを実は持っていたこと、涙が出ました。
最後、お父さんとさくらは会えたのか、とても気になり、それがラストに無かったので星1つ減らしましたが、とても考えさせられるお話で、心が震えました。
是非全ての親に読んで欲しい
夫、妻、子供のそれぞれの思いが描かれていて、とても勉強になりました。
お父さんなのに、お父さんでいられない。
みんな仲良くって大人はいうのに、大人の方が仲直りしない。
無言の洗脳
が突き刺さりました。。。
何故母親は会わせなかったのかも是非描いてほしかったです。
多分父親側は永遠の謎だと思っていることだと思うので。
是非離婚した全ての父親、母親に読んで欲しいです。
ほんの少し相手を思いやる事で、子供を悲しませることが無くなると思うので。
特にオチらしいオチがない
結局どうだったのか?どうなったのか?が無く、
読者次第、実際は白黒つけられない、というリアルなのかもしれませんが
個人的にはスッキリしない、読後感が良くない作品でした。