【感想・ネタバレ】ハイスクール・ブッキッシュライフのレビュー

あらすじ

カフカ、ニーチェ、ランボー、プルースト――「密かな悪徳」としての読書を愉しむ、ちょっとディープな世界文学案内。
30年前の高校生を魅了した名作15篇を再読。知的興奮あふれる文学エッセイ!

● 読み返すというのは、奇妙な体験である。わたしは高校生であったころから、すでに三十年以上も馬齢を重ねてしまった。ある書物に最初に出会ったときの驚きと同じものを、現在なお求めようとするのは困難かもしれない。その代わりにわたしには、高校生のときに見過ごしていた細部を、より丁寧に、またより広い文脈のもとで理解し直すことができるのではないかという期待がある。(「はじめに」より)

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Posted by ブクログ

著者が高校生の頃、つまり、この本が書かれた時点から遡って30年前に読んだ本を、もう一度読み直すという営みから、洞察に富む、深いエッセイを紡ぎ出すもの。私自身、読めてない本も結構取り上げられていますが、他方で、共通するものも多く、ただ、自分の「読む」営みが如何にも表層的であったことに改めて気づきました。また、明日も、本を手に取ろう。

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2019年05月31日

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