あらすじ
ドラマ、映画、小説。ジャンルを超える気鋭のクリエイター最新作。
家から出たい。でも出られない。
引きこもりになってしまったわたしは、たったひとりで世界から取り残されていた。
ひとりの女性と出会うまでは。
「わたし」は40代で引きこもり。
昔ながらの考えを持ち、引きこもる自分を認めてくれない父との接触を避けつつ、
優しく寄り添う母親に頼りきる生活を続けていた。
ところがある日、何の前触れもなく、母親が「わたし」の前から消えてしまう。
そして現れたのは父から依頼を受けたという「鴨」と名乗る若い女性だった。
痛みの先へ。カウントダウンが始まる。
「痛み」のない人生なんてない。
だけど、そんなもの、ないほうがいいに決まってる。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
とにかく苦しい。それでも救いを求めて次々とページをめくってしまう。
身近で世の中とうまく交われない方達に対して、今まで何ができたか、これから何ができるか、省みたいです。
苦しさを感じる分、感情の振れ幅がすごい・・・
Posted by ブクログ
社会にうまく適応出来ない人とその家族のリアルが少しわかった気がした。
自分のことをちゃんと理解して欲しいって言う自己中な考えも分かる。鴨ちゃんの自己満な優しさも分かる気がする。救われる、救う、普通ってなんだろうなと考えた。
Posted by ブクログ
相手にとっては何気ないことでも自分にとっては特別になり、心に残ることがある。その相手が謝ったら、否定したのなら、最後まで否定してくれないと「その人のせいで」と行動したこと全てが何も意味がなくなると感じる。結局、自分が行動しなかった現実に気づいてしまうのが怖かった。