あらすじ
不安の時代でも、人生は続く。
でも、どう生きていくかは、あなたが決めていい!
◆やってきたことはバラバラでいい!
やりたいことが見つからない。
新しいことをはじめようとしても、最初の一歩が踏み出せない。
何も長続きしない。
こんな悩みを抱えていないだろうか。
就活で自己分析に取り組むと、自分のダメさを突きつけられる。普段の簡単な自己紹介でも言葉に詰まってしまう。
しかし、本当にあなたは何もしてこなかったのか? バラバラかもしれないが、自分の意志や興味に従って行動を起こしてきたものに違いないのだ。
◆自分にしか気づけない「見えない一貫性」
その時、なぜそうしたのか? 何を思ったのか?
一つひとつを言葉にして振り返ると、必ずそこに、あなただけの一本の軸が見えてくる。
本書は、同じように悩み続けてきた著者の経験をもとに、自らを変えた「9マス思考法」による振り返りと、それを再整理する「価値の3階層」という考え方を公開。出来事や行動だけでは説明できない自分軸の存在を知り、言葉という形を与えることで、自分の中に眠る見えない一貫性を見出す考え方を提示する、悩めるあなたに寄り添う一冊。
◆今こそ、人生のオーナーシップを取り戻そう
自分はこうして生きていきたい!
自分軸を見出し、言葉として昇華した「作戦名」は、必ず明日へと導いてくれる。新たな一歩を踏み出す勇気を生み出してくれる。
人生に名前をつけることは、誰かから言われて何かをするのではなく、生き方を自分で決めて人生のオーナーシップを取り戻すことだ。未来は、自分でつくればいいのである。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
作戦名のある人生とは誰からも頼まれていない、自分のやりたい事を掘り起こし、光をあて、育てていくことであり、そしてそれに対して本気であり続けることが重要であるとの論旨だか、大変納得できる内容であった。また私にはやるべき仕事が残っているという、フレーズは素晴らしい。非常に抽象的なでわかりにくいテーマであったが最後は自身の人生においても、共感できる内容であった。
Posted by ブクログ
人生に作戦名なんてつけようと思った事ないので、思わず手に取った。役職がらスローガンを作ったり、戦略に名付けたりする事もあるので、ネーミング能力は気になるところだが、自分の人生そのものに作戦名とは。
「言葉にできるは武器になる」の著者だけあって言葉を紡ぎ出すノウハウがちゃんと記載してある。
でもそれよりも終章がよかった。やさしさによる革命を起こす。赤い炎から、蒼い炎へ。「できる人たちができる事を活かしあうのではなく、不完全な人間同士が、できないことを告白し合い、許し合い、補完し合う世界には、大きな価値があると感じている」
人間は不完全であると認め合い、パワハラ、炎上案件がない世界を目指していく。能力主義の世の中でなかなか難しいとは思うが、少なくとも自分は過激で真っ赤に燃える怒り狂った「赤い炎」ではなく、静かに、しかし熱力が高く、世の中をこうしていきたいと「蒼い炎」をメラメラと燃やし続けて様々なチャレンジをしていきたい。
Posted by ブクログ
『君の人生に作戦名を。』は、人生という名の壮大なゲームを攻略するための戦略書のイメージです。日々の小さな選択から、人生の大きな決断まで、あらゆる場面で作戦を立て、実行することで、君は思い通りの未来を切り開くことができる。この本は、単なるノウハウ本ではなく、ユーモアあふれる語り口と、具体的な事例が、心を奮い立たせ、行動へと駆り立てる。人生という名のゲーム
Posted by ブクログ
梅田さんの、言葉への愛や熱意が強く伝わってきた本だった。
なにも目に見える行動・足跡だけが自分じゃないんだ。
自分が勇気を振り絞った小さな行動や、反対されたのに自分だけが熱中していたものって何だろ?と考えてみる。
優しさの価値が目減りしている今、優しさの本質は受け止める力・許す力・助け合う力という文章に激しく同意。でも実際自分に置き換えると難しいんだよな。
Posted by ブクログ
きみの人生に作戦名を。
著:梅田悟司
言葉は言葉である前に、思考であり、価値観であり、その人の内部にある大切なものに形を与えたものであるということである。言葉を磨くことの本質は、言葉を磨くことにはなく、自分の気持ちを知ることであり、尊重することであり、認識の解像度を高めることである。
思考を整理することで言葉が磨かれ、その言葉によって、さらに思考が研ぎ澄まされていく。言葉に自分の背中を押されるように、言葉に導かれるように、行動が生まれやすくなる。
本書は、私たちの中に蓄積されていることにならない思いを、言葉にするための方法が提示されている。自分の中にある大切なものに言葉を通じて気づき、自分らしく生きるきっかけを、作戦名の検討の通して、自らの力で生み出すためのメソッドについて以下の3章により構成されている。
①地続きの人生から自分軸を見出す
②作戦名をつける
③不安の時代でも、人生は続く
「人生に作戦名を」
素晴らしいタイトルである、考えさせられる点もあれば、わくわくと前向きな感情が湧き出たりと、さすが言葉のプロが推すワードである。
言葉を持って表現し、他者に投げ際には、何をいうのかよりは誰が言っているのかであり、自分が言いたいことよりは他者が聞きたいことや他者のメリットを伝えることが求められる。
本書ではもちろんその観点から作戦名を紡ぎ出す必要はあるものの、まずは「自分」を大切にしている。
作戦名は自分のものであり、自分のためでもある。自分が納得して責任と愛着を持って付き合い続けるために、自分の過去と今と未来と向き合いながら、時には苦しみ、時には心に胸を躍らせながら生み出していく。
考えて考えて出された言葉とぱっと出てきた言葉は見た目は同じではあるものの、自身にしかわからない計り知れない差を体感することにもなる。
考えて磨いた作戦名を得、行動に移し、行動を貢献と結果に直結し続けていきたい。
Posted by ブクログ
この作戦名があるから強くいられる、と思える作戦名を。
1.見えない資産(きっかけと学び)にスポットを当てる
2.思考と行動は言葉で接続される。言葉は認識してそのもの。
3.人生のコップに何を貯めるか。溢れた時、自分にとって大切な物に気づける。
4.今日は「今までの蓄積+今日」
5.行動が伴う人の言葉には重みがある
6.一言で言い表せないことを一言で言おうとすることに意味がある
7.たまにうまくいく瞬間があるから楽しい
◎笑顔・しなやか・コツコツ努力。背中で魅せる人生
◎「9マス思考法」は自分軸を見つけるのに最適だと思うけど、今までにもこういうことを色々やってきたから正直やるぞ!って気分になってない。とはいえ自分のことの引き出しが少ないから、もう一度真剣にこういう自己分析的なことをやった方がいいかな、とも思う。これからもっと自分の話をすることが増えるだろうし。
◎「見えない資産」にスポットを当てる。どうしても結果とか行動とか、「見える資産」にフォーカスしがち。見えない資産に注目することで、自分にとってよかった経験もよくなかった出来事も、全部自分の学びや気づきになると思った。振り返ること、なぜそれをしたのか、どう思ったのか、動機と感情を明確にする。
◎その「見えない資産」にスポットを当てて、自分のやってきたこと、これからやりたいことを一本に繋げて作戦名をつける、がタイトルの意味。これというタイトルをつけたい、そのためには経験の洗い出ししなきゃ
・言葉とは、その人の認識そのもの。言語化→認識→行動
つまり、思考と行動は言葉で接続される。
⇨◎頭に思い浮かんだことをまずは言葉にする(そのためのGoogle keep)
私は自分のやりたいこと、考え、理想、人と話して思いついたこと、生徒に話したいこととかをきちんと言語化したい。まずはまとまってなくてもいいからメモ。そっから人に見せられる形に落とし込んでいく。言語化はなぜ、その結果どうなるのか、ほんとにそれでいいのか、を考えながら。
★人生におけるあらゆる行動や出来事は「成功か、失敗か」で判断すべきものではなく、「成功か、学びか」で測るもの。
⇨◎失敗ってあうとマイナスに聞こえるけど、学びって言えば伸び代があるように聞こえる。モノはいいよう。
・人生をコップに例える。時間と共に、確実に中身がたまる(見えない資産)。溢れるときが結実の時、自分にとって大切なものに気づけるとき。溢れる瞬間は必ず訪れる。何を自分の中に貯めるかに対して意識的になれば、自然と溢れるものの質にも大きな影響を与えられる。
※ 見える資産→行動や出来事 見えない資産→きっかけと学び
⇨◎「溢れる時」のイメージが正直湧いてない。でも、自分が日々経験すること、学ぶことが自分の中に溜まってくのは確か。毎日コツコツ溜め続ければ、大切なものにもっとちゃんと気付けると信じたい。
★今日と言う人生は、いままで積み重ねてきた「蓄積+今日」
・見えない資産を生かすこと、生かそうとすることが、自らの新たな伸びしろの発見、自分ならではの活動を見出すことにつながる。納得感をもってやりきったかどうかが、最終的に自分に返ってくることになる。
★出そうとしなくてもでてしまうのが個性
・自分との差を感じるときこそ、自分の伸びしろが隠れている
誰からも頼まれていないけれど、本当にやらなければいけないと思うことと出会ったとき、自分のモチベーションを高め続けられるか。
⇨◎英語、読書、アウトプットの練習、筋トレ、バレエ、ストレッチ。全部人に頼まれてない。でも全部私が私でいるために必要。「なぜそれをやるのか」を常に自分自身と目線合わせしながら着実にやり続ける。
・行動が伴っている人の言葉には重みがあり、迫力がある。
⇨◎じゃあやるしかない
・一言で言い表せないことを一言で言おうとすることに意味があり、そのときにのみ言葉の力が最大化する。
・やさしさの本質とは、受け止める力
本当に大切なものは、やさしさによって自然と引き寄せられたもの。大切な家族・友達や仲間・思いで。本当に自分が大切にしていることや、愛着をもてること。
・たまにうまくいく瞬間があるから楽しい。
・①「内から外に」を重視する。自分がどうみられたいか、ではなく、自分の中から湧き出たものを。②頼まれてもいないことに本気を出す。自分のやりたいことに光を当て、育てていく。③頼まれてもいないことに本気であり続ける。結果が伴わなくても、そんな状況でも、逃げることなく取り組み続ける姿勢。
Posted by ブクログ
おすすめサイトで取り上げられていたの見て、購入。
一見バラバラに見えても、その中に一貫したものを見出し人生に作戦名を付ける。とても面白そうに感じた。 本書は作戦名を付けるまでの流れも丁寧に書いており、実際に著者の書いたメモも参考になる。
また、終盤まとめていく中で、やさしさを持つことの大事さに触れていたことも印象に残った。著者の前書にも興味湧いてきたので、今度探してみたい。