あらすじ
あれはいったいなんだったのか――思いもよらぬ不可思議なことは、突然身に降りかかってくるのだ! 黒木あるじ氏推薦のもと登場した気鋭の怪談作家が紡ぐ怪異譚の数々。婚約者の両親に見せられたのは自分そっくりの顔をした誰かの写真「永遠の魔女」、幼少の家の玄関には生首がぶら下がっていて、それは…「僕だけの生首」、ナビの案内でたどり着いた場所は…「早く来てよ」、今もなお進行中の怪異、友人の家で皆が見る悪夢の行方…「リアルタイム」など怒涛の80話を収録。恐怖に囚われ、暗い監獄の奥へといざなわれ…。
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Posted by ブクログ
ワタシ好みの不思議なはなし多し。
怖いのも好きだけど落ちのない不思議なはなしに飢えている。
世の中にはこんなに怪異と呼ばれる不思議なことがあふれているのに近くで聞いたことがないのはたぶん怖いはなしじゃない不思議なはなしも実話怪談になるとみんな知らないからではないかと最近は思っている。
気に入ったはなしたち。
『トンネル帰り』口から出るはなしはわりとよく聞くけど、みんな幻覚って思うんやろなー。
『子供たちの朝』顔のない子どもってたぶん見たら卒倒する。
『永遠の魔女』まじで映画かドラマか漫画の世界!
『盗撮禁止条例』緑の人。
『我が息子の記録』ここじゃない横にずれた世界。
『真夜中の四股』ほんまに神事なのね、四股って。
『大漁祈願』その袈裟を着たひとは聖霊かなにかなのかな、蛙坂さんのはなしの鯛仙人思い出した。
『ここではないどこかへ』知らない女の子には要注意。心霊かもしれない。
『息子の口から』すっきりしたのはなんやったんやろ。
『ダンサーズ・イン・ザ・ダーク』暗闇で踊る10センチくらいの子供たち。愉快な仲間??めっちゃ不思議。
『運命の人』誰も知らないテレビドラマを同じように見てたお見合い相手はアブダクションされてたときの運命の人なのね、きっと。
『せち』まじで怖い。これはほんまに怖いです。
『ではよしなに』ぐるりと顔がいれかわる。
『礼に始まる』干からびた山羊の頭って見たらわかるのかな。ヤバいパターンがある道場なんですかね。不思議。
『僕だけの生首』怪しい宗教には近付かないこと。
どれも面白かったです。ありがとうございました!